9月24日（金）聖書　ヨハネによる福音書　8章32節　英語科　菅田

9月4日にシンガーソングライターの藤井風さんが無観客のLIVEを開催しました。

このLIVEのテーマは『Free』

藤井風さんは多くの人に、自由な時間、自由な空気に少しでも触れてほしい思いで開催しました。

コロナ禍で会いたい人に会えない人、仕事を失い苦しんでいる人たちのためのLIVEでした。

『Free』という言葉を聞いて思い出すことがあります。

私は清和にくる前、栃木県益子町で地域おこし協力隊として働いていました。

瀬戸内芸術祭などのようなアートイベントの事務局をする仕事でした。

益子町は益子焼という焼き物が有名で、焼き物を販売しているお店が多数あります。

地域おこし協力隊の仕事を紹介してくれたのは益子焼販売をしている友人のお父さんでした。

『Free』というライブのテーマから思い出したのは友人のお父さんのことでした。

そのお父さんは人間が自由であることをとても大切にする方でした。

自由を大切にする、自由が大好きな人にイエス・キリストがいます。

イエスが十字架にかけられて殺されたのは多くの人の自由を求めての行動でした。

当時、自由を奪われながら生活をしていた人々の自由を取り戻すためでした。

イエスが自由を大切に考えていたことがよくわかるのが今日の聖書箇所です。

この箇所を英語にすると、And you will know the truth, and the truth will set you free.

フリーという言葉ですが、言葉の頭につけるとフリーマガジン、フリードリンクのように無料といううれしい意味になります。

フリーを後につけるとグルテンフリー、アルコールフリーなどのように「～ない」となります。

後ろにつけると否定的な意味になり、前につけるとうれしい、肯定的な意味になります。

イエスの生き方と今日の文字から気づかされることがあります。

真理と訳されているtruthですが、これを別の言葉にするとイエス自身を指しています。

イエスは人々に、イエスにつながり続けて生きることが本当の意味での自由になる、といわれているのです。

自由というのは、～なしに生きることではなくしっかりとしたベースに立って生きるということです。

イエス・キリストの救いによって、自分が今、自由を与えられていることに私たちは気づき、そこから1日1日を始められることができればと思います。