礼拝の話

2019/09/05 

9月3日(火)聖書:ヨハネによる福音書 1章1~5節 数学科 柳井

今日、9月3日はドラえもんの誕生日だそうです。
「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」。
皆さんはこのセリフをどう受け止めますか?
ある日、のび太が漫画を買って家に帰ろうとしていると、家の前でジャイアンが待ち構えていました。
ジャイアンは、我先に読まんとのび太が買ってきた漫画を狙い、こんなことを言い出します。
「まさか、おれとの約束を忘れたのか?おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの、入学式の日に大きな木の下でそう約束したろ!」
この約束を確かめるために、のび太はドラえもんと一緒にタイムマシンに乗り、小学校の入学式の日にタイムトラベルします。
そこには、入学式中にトイレに行きたくなったのび太がいます。
戻るとみんながいなくなっていて、泣きながら家に帰ろうとしますが、色々なことがあり、ランドセルまでも失くしてしまいます。
ここで、のび太がいなくなったことを心配したジャイアンがのび太を探しに来ます。
のび太を見つけ、見失ったランドセルを見つけたジャイアン。
のび太が「ありがとう」というと、ジャイアンは「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」というセリフを言います。
物語の内容を知らずに、この言葉だけ聞くと、ジャイアンの強そうなイメージと合わさってただ乱暴な言葉だと思い込んでしまいませんか?
この場面では、のび太に辛いこと、苦しいこと、悲しいことや嬉しいことが起こった時に、実は友だちとして、それらを一緒に背負ってやるという意味だったんです。
言葉は人に対して勇気や希望を与えることもあれば、恐怖や悲しみを与えることもあります。
そんな言葉を切り取ったり、イメージだけで都合よく判断したりすると誤解を招いてしまう、それがよくわかるドラえもんの物語でした。
中高生のうちに、たくさんの言葉やシチュエーションに触れて、言葉の真意をうまく受け止める練習をしましょう。
言葉の中にある、人の感情や思いをうまく見つける練習をしましょう。

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