ハネムーン・サラダ

2016年06月30日

八百屋やスーパーで買ってきたレタスの切り口の部分を包丁で少し切ってみると、白い乳のような液がにじみ出てくる。これは同じキク科の野菜のタンポポやノゲシにも見られる特徴である。レタスは日本語で「チシャ」という。じつは昔「乳(ちち)草(ぐさ)」と呼ばれていたのが「ちさ」と呼ばれるようになり、それが転じて「ちしゃ」と呼ばれるようになった。

そのレタスの白い液をなめてみよう。意外なことにみずみずしさからは想像できないくらい、とても苦い。この苦味物質で虫に食べられないように身を守っているのである。おそらくは、レタスがまだ野性だったころに鍛えられた護身術のようなものであろう。

レタスのライバルであるキャベツは、男女の出会いの夜と赤ちゃん誕生のロマンチックな伝説で人々に愛されている。こうなるとレタスも負けてはいられない。

レタスをちぎっただけのサラダは「ハネムーン・サラダ」と呼ばれている。なぜ、ハネムーンなのだろう。じつは「Letuce only」(レタスのみ)という英語が、「Let us only」(私たち二人っきりにして)と聞こえることに由来している。

そういえば、細かな千切りキャベツは包丁さばきも手際のいいベテラン主婦を思わせるが、レタスをちぎっただけのサラダは、まだ料理に不慣れな新妻を連想させる。もっとも、どんなに腕に自信があっても、レタスを包丁で切ってはいけない。包丁で切ると、レタスが変色してしまうのだ。これはレタスの細胞に含まれるフェノール物質が、包丁の鉄と反応し、さらに酸素とくっついて褐色の物質に変化してしまうためである。

茎に多く含まれる苦味物質も、葉には少ない。たまには甘い「ハネムーン・サラダ」で、レタスの風味を楽しんでみてはどうだろうか。(ちくま文庫『身近な野菜のなるほど観察録』稲垣栄洋著より)

なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。

今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。(マタイ6:28-30)

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