赤毛のアン

2014年05月31日

この四月から、NHKの朝の連続テレビ小説で『花子とアン』が放送されています。『赤毛のアン』を日本に紹介した翻訳者である村岡花子の生涯を描いたものです。『赤毛のアン』という作品の中には聖書のスピリットがとけ込んでいると何人かの文学専門家は言っています。それもそのはず、著者のモンゴメリは牧師夫人なのですから、ある意味では当然のことかもしれませんね。

だからといって、モンゴメリは聖書の教えを示して理解させようと『赤毛のアン』を書いたのではないようです。むしろそういう読まれ方を嫌っていたのではないかとさえ思われます。ただ聖書に親しんでいる人たちにとっては、モンゴメリが大切に考えている信仰の本質のようなものが、作品の中にていねいに織り込まれていることに気がつきます。原書をよく読んでいくと、あちこちに聖書のエッセンスがちりばめられているのが分かるそうです。教会の文化が背景になっているので、牧師や教会の姿が描かれていることも多いのです。

実際、主人公のアンは決して信仰の優等生ではありません。アンはかんしゃく持ちで、おっちょこちょいです。みえっぱりなところもけっこうあります。しかし自分の失敗を最終的には認めます。最初から美人というのではなく、だんだんと素敵な女性に成長していきます。そのような多くの欠点を持っているアンだからこそ、読む私たちは共感し、アンの成長を暖かく見守ることになります。そしてアンだけではなく、アンの周りの人たちも、同時に読んでいる私たちも成長していくことができるのです。

「かつて女の子だったすべての大人の女性たちに、あのころのすてきなときめきを思い出してもらう助けとなれば嬉しい」とある著作家は言っています。みなさんも、この機会にぜひ図書室や書店で手にとってみてはどうでしょう。

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