校長室より
「校長先生、二ヶ月目・・」
校庭の桜がつつじに、裏山の鶯が稲田の蛙の鳴き声に変わり、ゴールデンウィークを終えて校長先生二ヶ月目に入りました。新任の感動や印象を薄れないうちに書きとめ、お分かちしたいと思います。
先ず、清和学園での感動は「これはクリスチャン・スクールだ!」です。
最近、ミッションスクールとしてその実質を堅持している学校はきわめて少数ですが、清和学園はその一つです。先ず、全教職員がクリスチャンです。次に、学園生活は毎日、職員の朝礼、全学園のチャペル、終わりのホームルームまで祈りで始められ、祈りで閉じられます。ビックリしました。今は毎週の礼拝をご挨拶を兼ねて諸教会をお訪ねしていますが、「清和学園をよろしくお願いします。」と私が言う前に、皆さんから言われるのです。清和学園は高知県下の諸教会に支えられている学校です。ビックリしました。
次に分かった事は、「一人張り切ってもダメ」です。
「CHANGE!」(変革)を訴えたのはオバマ大統領でしたが、校長が変われば何かが変わる・・との期待を抱いていたのは私自身かも知れません。登校して3日目、高一の宿泊研修がありました。朝の集会でのお話を頼まれ「いいですよ。」と二つ返事で引き受けた私は聖書の話を始めて聞く高一のために色々と準備をし、朝5時起きをして香北青少年の家に駆けつけ、一生懸命お話したのです。それから2週間して保護者会で配られた「宿泊研修の感想文集」に書かれていたのは自分達で作ったカレーの味、夜のルール違反でさせられた正座での足のしびれ、乗り切れなかった創作劇などで、校長先生の話についての感想はどこにもありません。そうなんです。校長先生一人が張り切ってもダメなのです。CHANGEは誰かの頑張りで起こるようなものではなく、一人ひとりの思いの中に神様が始めて下さるものなのでしょう。今は、そのCHANGEのきっかけとなれればうれしいと思っています。
そこで、二か月目を迎えた今、先ずよく知ることから始めたいと思っています。そのために、生徒の皆さんのために聖書・奉仕部をJOY CLUBと名前を変えて近いうちに集まりたいと願い、保護者や同窓会のみなさんのために「聖書に親しむ会」(別掲)を始めたいと計画中です。
どこかで案内を見つけたら、ぜひ、友達を誘ってぜひ参加して下さい。あなたを歓迎します。
見よ、新しいことをわたしは行う。今や、それは芽生えている。
あなたたちはそれを悟らないのか。
わたしは荒れ野に道を敷き砂漠に大河を流れさせる。
イザヤ43:19
『ユーモアにあふれた神様』
― 新任のごあいさつ ―
「学校の先生と牧師にはならない。」これが結婚の時の私の約束でした。ところが何と約束違反をして牧師となり大阪の岸和田で13年、ホノルルで28年、合計41年間を牧師として働き、昨年4月に引退した後、「必要があればどこでも行きます。何でもします。」をモットーに「牧会おたすけマン」となり、9月、ニューヨークでいたときのことでした。清和学園の校長としてのお話が飛び込んできたのです。自分はならないとの約束だった牧師を引退した後、今度は先生ですか・・驚きました。神様はユーモアにあふれたお方のようです。「お前は勝手に先生と牧師にはならないなどと言ってはいたけれど、牧師になってどうだった?」「楽しかったです。感謝してます。」「では、もう一つ、今度は学校の先生はどうだ?」
私自身の人生シナリオとは全く違う道を「神さまシナリオ」と信じ、お受けする事にしました。神様はユーモアたっぷりの神様です。あなたもいつまでも自分勝手なことを言っていると「それなら・・」と神様が仰るかも知れません。
1901年、アンニー・ダウド先生によって始められて以来、清和学園は110年の間に戦争、苦しい戦後体験、ベビーブーム、経済高度成長を通り、やがてバブルがはじけ、今は経済後退や少子化などを経験し、その時々の世の中の必要に応える学校として多くの卒業生を世に送り出してきました。その上、今は環境汚染、国際テロなどの人為的な問題に加えて、今まで経験したことの無い東日本大震災の中で、「あなたは何を人生の目標とし、何に希望を見つけようとしているか。」と問われています。
この大きな問いかけを前に清和女子中高等学校は素晴らしい光を持っています。それは創立者のダウド先生以来、光としてきた聖書です。聖書が「初めに神は天と地を創造された。」と語るように、神ありとして世界を見直す世界観、神に愛されている者として自分を見直す人生観によって、今まで見たことの無い世界を生徒達に示し、誰からも教えられなかった素敵な人生を生徒達と分かち合える学校、それが清和女子中高等学校です。
「清和教育の中心目標は理想的人間の育成にあり、形成である。生徒ばかりでなく、職員も共に、励ましあい、助け合って、その目標達成のために努めている。この点で私は遠慮なしに日本一だと、いつも思う。」との元理事長・橋本亘さんのことばを何度も読み返しました。
今年、私と共に入学した皆さんと保護者の皆さん、教師や同窓の先輩の皆さん、後援会、評議員や理事の皆さん、そして、祈り支えて下さる諸教会の先生方は兄弟姉妹までが清和女子中高等学校のビッグファミリーが「共に、励ましあい、助け合って、清和女子中高等学校は日本一」と言えるよう、又、言っていただけるように、心一つにして、よく励み、学園生活を共に楽しみたいのです。今、私が清和学園の校長室でこの文章を書いているユーモアあふれる神様の奇跡を喜びながらこれから何を見せてくださるだろうと楽しみにしています。
校長室はいつもオープンです。どなたでもお立ち寄り下さい。清和女子中高等学校が神様と人々に喜ばれ、必要とされる学校となれるようにお気づきの事をお聞かせ下さい。お出でのときはお電話(088-863-1200)頂ければうれしいです。
聖書のことば
しかし、このことは、「目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神は御自分を愛する者たちに準備された」と書いてあるとおりです。
(1コリント2:9)
