清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2025/12/08
聖書 使徒言行録 20章33~35節
東野圭吾という作家の作品に『サンタのおばさん』という本があります。
『サンタのおばさん』は、北欧フィンランドの小さな村での出来事が描かれています。
その村には世界中に支部があるサンタ協会の本部がありました。
本部では年に一度サンタ協会の世界会議が開かれます。
会議にはドイツ、イギリス、イタリア、日本、オセアニア、オランダ、アメリカなど12の地域にあるサンタ協会の代表が集まりました。
この会議では会長のアメリカ・サンタが引退するので後任を選ぶことになり、新しいアメリカ・サンタの候補者として入ってきたのが、ジェシカという女性でした。
いろいろな意見が交わされた末、オランダ・サンタがジェシカにサンタに応募した理由を尋ね、最終的にジェシカはアメリカ・サンタとなりました。
サンタのモデルは紀元280年頃に現在のトルコに実在したセント・ニコラスというキリスト教の神父さんです。
ニコラスは貧しい生活をしなければならない人たちを助ける活動をしていた人として知られ、特に力を入れたのが子どもたちを守ることでした。
そのニコラスが大好きで大切にした聖書の言葉、それは使徒言行録20章35節「受けるよりも与える方が幸いである」です。
隣人を愛する、そして受けるより与える方が幸いの、はっきりと見える形がサンタクロースです。
そこで考えたいのはサンタになるための資格条件は何かです。
さらに小説『サンタのおばさん』は今に生きる私たちに何を求めているのかです。
サンタになるためには『サンタのおばさん』の話から、さらにサンタのモデルのセント・ニコラスの生き方から考えて、サンタになりたい人は、つまり隣人を愛したいと考える人、必要なものを必要としている人に送りたいと考える人は、誰でもなる資格があるということです。
つまり今日の礼拝に出席している人はサンタになる資格と条件を備えているのです。
今私たちに求められているのは、サンタを待つのではなくサンタになることです。
自分と同じ時代に生きている人の中に、サンタを待つように食料食べ物が届くのを待つ子どもたちがいることに気づき、そこに届けることです。
先週金曜日に、それぞれの家庭に「子どもたちのために」との言葉を入れたクリスマス献金のお願いの封筒を配りました。
この献金にしっかり協力することで2025年清和サンタの1人になることができます。
