礼拝の話

2025/05/25 

三 浦(音楽科)

聖書 ガラテヤの信徒への手紙 5章13~15節

5月13日にホセ・ムヒカというウルグアイの大統領だった人が亡くなりました。
彼を一躍時の人としたスピーチがあります。
2012年に国連で行われたもので、リオ会議「持続可能な開発会議」でのものでした。
この会議では、各国から代表者が集まり、それぞれに持続可能な発展や、世界の貧困についての考えを発表していましたが、その最後に登壇したのが、このムヒカ大統領でした。
8分間のスピーチが終わると、静まり返っていた会場は沸き返り、しばらく拍手が鳴りやまなかったといいます。
このスピーチは「もっとも衝撃的なスピーチ」と呼ばれるようになりましたが、同時にムヒカ自身に対しては、「世界でもっとも貧しい大統領」という呼び方がつくようになりました。
ムヒカ本人は「わたしは貧乏ではない。質素なだけです」と答えたといいます。
「貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のこと。質素は『自由のための闘い』。ものであふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです」と。
どのような生活の中においても、わたしたち一人ひとりは「自由を得るために召し出された」と聖書は言います。
自由というものは、好き勝手に何かをする、ということではなく、愛によって互いに仕えるために使うものだと言われます。
ムヒカの言葉を借りれば、「自由とは自分の時間を他者のために使うこと」と言えるかもしれません。
わたしたちも日々、学ぶ中で本当の自由、お互いに幸せを求めるためにできること、そして隣人を自分のように愛することの実践をどのようにできるかを考えつつ歩む者となりたいと思います。

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