礼拝の話

2025/09/18 

日本基督教団土佐教会 成田信義牧師

聖書 申命記 34章4節

今朝の聖書の箇所は、エジプトによる奴隷時代から脱出するイスラエルの先頭に立ち、約束の地カナンまで、荒れ野の40年を導いたモーセのラストシーンです。
モーセとイスラエルの人々は、ようやく約束の地を目前にしたピスガ山頂からの眺めには、これまで待ち望んできた約束の地カナンが広がっています。
そこはモーセが最期を迎える場所でもありました。
イスラエルの始まりから出エジプトまでを描く5つの巻物は「モーセ五書」と呼ばれます。
この最初の読者は、モーセ亡き後、ピスガ山頂からカナンに入ってから600年後のイスラエルの人々です。
この時、イスラエルの王国はバビロン帝国に滅亡し、領土を失い、異国の地で囚われの身になり、失望のあまり、これから何をすべきかわからなくなっていました。
そこで、まず自分たちの始まりから、モーセと共に歩んだ荒野の40年まで歴史を振り返るためにまとめたのが「モーセ五書」でした。
この聖書から、自分たちは神と共に生き、隣人と共に生きるため創られ、そのように訓練されてきたことを、再確認します。
神に祝福されてカナンに入るということは、神と共に生き、隣人と共に生きる世界へとカナンを導くためでした。
約束の地とは、単に領土のことではなく、神と共に、隣人と共に生きる世界が実現することだったのかと気づくのです。
現在、ピスガ山頂から眺めるパレスチナは、平和が訪れようとしているようには見えません。
けれども、「約束の地・神の国」の訪れを信じて、平和の種を蒔き続けていく者でありたいと願います。

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