礼拝の話

2025/04/28 

校長 小西二巳夫

聖書 エフェソの信徒への手紙 2章14~18節

国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員の国籍は様々です。
ある宇宙飛行士、乗組員がつぎのように言いました。
「ISSには国境がない、国境がない空間場所だから敵対意識が生まれない」。
地球をずっと見ながら回っているISSからは国境は見えません。
なぜならば、それは国境が人間の勝手に作り出した線、壁、隔てに過ぎないからです。

ドイツの作家、ケストナーが書いた「動物会議」という本があります。
動物会議の代表の白クマが、人間の国際会議に出席したそれぞれの国の代表に「会議に出席のみなさん、お願いしたいことは、平和のための最も大きな障碍を飛び越えることです。その障碍とは、国と国の境です。国境です」と訴えますが、この交渉はうまくいきませんでした。
それぞれの国の代表が戦争は止められないと突っぱねたので、動物たちは最後の手を打ち、さまざまな手を使って世界中の子どもたちを隠しました。
一番大切なものがいなくなって初めて何をすればいいのか大人は気づきます。
そして、国境をなくす条約にサインをします。
国境をなくす、相手との隔て、壁をなくせば、軍隊はいらなくなります。
国際宇宙ステーションには国境が、お互いの壁、隔てがありません。
地球は本来国際宇宙ステーションと同じものだということです。
その地球に人間は勝手に線を引き、壁を作ったのです。

人間の作った線引きや壁や隔てを、命をかけて壊そうとされたのがイエスです。
今日の聖書の箇所にあるイエスの姿は人を愛する思いから出てきた行動です。
イエスの愛に応えるために、私たちに求められていること、そしてできること、それはまず自分の中にある他者を見下すような、拒むような壁や隔てを壊すことです。

学校生活の様子

学校生活一覧へ

学校生活|高校一覧へ

学校生活|中学校一覧へ

礼拝の話一覧へ

中学・高校 学年の通信から一覧へ

クラブ活動一覧へ

▲ページトップへ