礼拝の話

2025/11/04 

校長 小西二巳夫

聖書 コヘレトの言葉 1章9~11節

もうすぐ高知で『フォーチュンクッキー』というタイトルの映画が上映されます。
フォーチュンクッキー(Fortune cookie)を英和辞典で調べると、「中華料理店で出される占いせんべい。折りたたんだ薄い軽焼きのせんべいで、中に運勢・格言などを印刷した細長い紙片が入っている」とあります。
もともとこれは日本料理店で出されていたものが、中華料理店のものになった理由は戦争です。
日本は1931年から満州事変を皮切りに中国大陸で戦争を始め、1941年からアメリカを中心とした連合国と戦争を始めました。
アメリカ大統領ルーズベルトは、アメリカに住む日系人、アメリカの国籍や市民権を持つ日本にルーツを持つ人を強制収容所に入れるという大統領令を出したのです。
土地、持ち物、品物、当然日本料理店もなくなり、フォーチュンクッキーもなくなりました。
フォーチュンクッキーの中は空洞ですが、そこには日本の始めた戦争によって、直接戦争に関わらない日本にルーツを持つ人たちが背負うことになった悲しみや辛さ、そして歴史がいっぱい詰まっているのです。
これは80年数年前の出来事ですが、それが決して昔のことではない、過去の出来事にしてはいけないというのが今日の聖書、コヘレトの言葉です。
軍事力が平和な状態にできないことは歴史が教えてくれます。
何より聖書がそれを教えてくれます。
平和を実現する思いをしっかり持つこと、その思いを集めて平和な状態を維持するとの強い思いを持つこと、それが私たち一人ひとりに求められています。

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