清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2025/10/23
聖書 ヤコブの手紙 1章19節
試験監督をしているとき、論理国語の問題に興味をひかれた文章がありました。
後日、担当の先生から教科書をお借りし、改めて読んでみました。
それは平田オリザさんの『対話の精神』というエッセイでした。
その中で、特に印象に残った箇所があります。
「会話」は価値観や生活習慣などが近い者同士のおしゃべり、「対話」はあまり親しくない人同士の価値観や情報交換、あるいは親しい人同士でも価値観が異なるときに起こる、そのすり合わせ、というものです。
今朝の聖書には「すぐに聞くようにし、語るにはおそく、怒るにはおそくありなさい」とあります。
この御言葉は「相手の話をよく聞き、理解しようと努めなさい」という意味を持っています。
つまり「対話」の基本は、まさにこの聖書の言葉にあります。
私たちはつい、自分の意見を通そうとしたり、「正しさ」で相手を説得しようとしたりしてしまいますが、神さまは私たちに「まず聞きなさい」と語りかけておられます。
「聞く」ことは、相手の存在を尊重することであり、そして、違いの中にある真理を共に探すことだと思います。
今日という一日も、周りの人との会話の中に「対話の精神」を見つけることを意識しながら歩んでいきたいと思います。
そして、相手の声に耳を傾けるそのひとときに、神さまの平和が宿ることを覚え、対話を続けていきたいと思います。
