礼拝の話

2024/12/26 

12月23日(月)2学期終業礼拝 聖書 ヨハネによる福音書 15章12節 校長 小西二巳夫

ピーター・コリントンというイギリス人絵本作家がいます。

彼の絵本に言葉やセリフが一切出てきません。

絵本を読む人は自分の感性や想像力を働かせて、登場人物のセリフやストーリーを考えることになります。

でも正解がないそこが魅力です。

ピーター・コリントンはクリスマスの絵本もいくつか書いています。

その一つに「スモール ミラクル」があります。

直訳すると「小さな奇跡」となりますが、日本語タイトルは「聖なる夜に」です。

このことからもクリスマスに関係する絵本だということがわかります。

「聖なる夜に」にもセリフは一切出てきません。

トレーラーハウスにすむ女性の1日を描いています。

ぜひ手に取って読んでみてください。

私が考えたのは、絵本「聖なる夜に」を読み聞かせするとしたら、誰にしたいのかです。

私ならロシアのプーチン大統領、そしてイスラエルのネタニヤフ首相です。

彼らも子どもの頃に母親や保育園で絵本の読み聞かせをしてもらったことでしょう。

それを通して、自分がどんな大人になりたいのか憧れと希望を持ったはずです。

今の自分がしていることが、子どもの頃に憧れた大人になっているかどうかです。

今朝の聖書の箇所には「これが私の掟である」とあります。

イエスの言葉からプーチンやネタニヤフの何が問題なのかが明らかになります。

イエスの掟とは、人が生きる上で忘れてはいけないということです。

忘れてはならないのは、人は互いに愛し合う、人は助け合って生きる存在だということです。

人は生まれてから死ぬまで誰かの助けを必要とします。

お互い様なのです。

英語にするとeach other です。

私たちがそれを忘れない生き方をすることをイエスは何より求められています。

それを忘れて、権力や武力などの力で相手を抑え込むことが、自分も含めて誰をも幸せにしないということです。

いくら勝ち誇ったような顔や態度をとっても、その人が幸せな時間、人生を過ごしていないのは明らかです。

クリスマスの時だけでなく、1月6日の東方の占星術の学者たちがイエスに会うことができた日まで、清和でいうと3学期始業礼拝まで、そのことを自分のこととして考えながら過ごすことが求められています。

イエスの求めにしっかり応えることのできる自分を目指したいと願います。

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