清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2023/12/21
7月頃に「PSYCHO-PASS」という映画を観ました。
この作品は2012年に放送され、一期から三期まで続く人気アニメです。
舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本です。
人々はこの値を通称「サイコパス(PSYCHO-PASS)」と呼び、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていました。
つまり「シビュラシステム」が自分に最適な人生を選択し教えてくれるというわけです。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていました。
そのような管理社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省の内部部局の一つである警察組織「公安局」に属する刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っています。
この作品は、このような時代背景の中で働く厚生省公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描いています。
今回の映画では二期と三期の間で起こった話が描かれています。
主人公は公安局刑事課の常守朱です。
「シビュラ」に適性判断をされ、周りの友人からも薦められその職に就きました。
さまざまなことを考えさせられる映画でしたが、厚生省大臣のセリフが印象的でした。
「正しさは相対的だが真実は絶対的」。
この言葉を聞いて考えさせられました。
辞書で調べてみると「絶対的」とは「何事にも比較できない存在・状態である様」「相対的」とは「物事が他との関係・比較において成り立ち、存在しているさま」です。
この二つは対義語として辞書に載っていました。
では、その二つが使われている「正しさ」とは「真実」とは何かを考えてみました。
これは私の中での解釈ですが、「真実」とはだれもが共通で求めているものだと思います。
それは「平和」です。
「正しさ」とは一人ひとりが持っているが違うもの。
それは「正義」だと思いました。
誰もが「平和」の世の中を求めています。
しかし、一人ひとりの「正義」があります。
「正義」のぶつかり合いから戦争が起きます。
それが今ガザ、イスラエル、ロシア、ウクライナで実際に起きていることです。
譲れないものというのはあると思います。
大切なのは寄り添い合う、聖書の言葉でいえば「隣人を自分のように愛しなさい」ということです。
「平和を求める」というのは誰もが望んでいる絶対的に変わらない部分です。
全く同じ人はこの世には存在しません。
だからこそ、自分の気持ちや考えを相手に伝えなければ、「平和」は生まれないと思います。
言葉で伝える、相手の言葉に耳を傾ける。そのようにして一日一日を大切に過ごしていこうと思います。
