清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2025/05/20
聖書 箴言 17章1節
朝の連続テレビ小説では「あんぱん」が放送されています。
ドラマは、主人公の暢さんと、やなせたかしさんをモデルにした柳井崇が、青年期を迎えた頃まで話が進んでいます。
時代でいえば日中戦争が始まり、その戦争が長期化し始めた頃です。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんは日中戦争に従軍した経験を持っています。
各地を転戦するなか、やなせさんの部隊は食事にも事欠く状況になったといいます。
命を落とすかもしれないという極度の緊張と空腹などの戦争体験は、やなせさんの考え方に大きな影響を与えました。
この戦争体験を通じて、やなせさんは「本当の正義とは何だろう」と考えました。
正しいと思った戦争で、戦場を転々としながら極度の緊張と空腹を体験したやなせさんは、絶対に逆転しない正義は空腹の人に食べ物を与えることだと考えました。
戦後、絵本作家となったやなせさんは、自分の顔を食べさせてあげるヒーロー「アンパンマン」を誕生させました。
今日の聖書箇所では、持っているものを分け合う、時には自分の持っているものを与えることで、そこに平安が訪れる、与えられた人にも、与えた人にも、そこに喜びと平安があるということを、聖書は教えてくれています。
アンパンマンは自分の顔をちぎって、お腹がすいた者に、元気がない者に与えます。
顔をちぎった分、自分の力は少し弱くなるけど、それでもアンパンマンはパンを食べた仲間が元気になる姿が嬉しいのです。
これから一学期の後半に向けての歩みが始まりますが、受ける喜びと与える喜びを感じつつ、互いに協力して歩んでいきたいと思います。
