礼拝の話

2024/05/30 

5月21日(火) 聖書 マタイによる福音書 4章4節 社会科 山脇

5月の第2週の日曜日、今年は5月12日の日曜日が母の日でした。

私の母はすでにこの世にはいませんが、母は草花を育てるのが好きな人でした。

時間があれば庭の花や木の手入れをして、花が咲き、実がなるのを楽しみにしていました。

草花が好きだった母親は、星野富弘さんの描く草花の絵と、そこに添えられた詩が大好きでした。

先月、4月28日に、その星野富弘さんがお亡くなりになったことが報じられました。

星野富弘さんは美しい草花の絵と、優しい詩を数多く発表された画家、詩人です。

ただ、もともと星野さんは画家・詩人ではありませんでした。

星野さんは大学卒業後、中学校で体育の先生をしていましたが、体操の模範演技を見せる際、誤って転落してしまい、首から下が動かなくなってしまいます。

星野さんは長い入院生活を送るなか、筆を口にくわえて文字を書くことを始めます。

動かすことができる目と口を使って、白い紙に向かい続けた星野さん。

次第にその文字は詩となり、その詩に草花の絵が加わり、素敵な詩と絵が描かれていくようになります。

星野さんは動かす事のできるその目で、草花の特徴を本当に細かく観察し、動かすことのできる口に筆をくわえて草花を描きました。

入院中、お見舞いに来てくれた大学の先輩を通じて聖書の言葉に出合った星野さんは、その後洗礼を受けてクリスチャンとなりました。

星野さんの故郷である群馬県には「富弘美術館」があります。

生前、両親は群馬県と栃木県を旅行した際、この美術館に立ち寄ったそうです。

「富弘美術館」は、母親がどうしても行きたかった場所の一つでした。

両親が訪れた日、ちょうど星野さんが美術館におられると聞いた母親は、アポイントも何もとっていないにも関わらず、美術館のスタッフの方にしつこくお願いして、星野さんと面会させてもらったそうです。

旅行から帰ってきた母親からそのことを聞き、本当に星野さんの詩と絵が好きだったんだなぁ、と思いました。

ゴールデンウィークの連休中、庭の草を刈り、バラや木の枝の剪定をしながら、そのようなことを思い出していました。

そうか、ここに植えられている草花も、木も、私たち人間も、その一つひとつが神によって命を与えられ、生かされているものなのだと、改めて思いました。

今日の聖書箇所には、「人は神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」とありました。

このイエスの言葉は、この世は神によって造られ、草花も動物もそして人も、命あるものの命は神が与えられたこと、そして今も神の恵みによって私たちが生かされている、ということを示しています。

この神の言葉は、聖書にある一つ一つの言葉です。

その神の言葉、イエス・キリストの言葉によって、私たちの心は生かされている、と聖書は言います。

言い換えれば、目には見えない神の恵みによって、私たちは生かされているということです。

私たちに命を与えられた神は、今も私たちとともに歩み、聖書の言葉を通して私たちの心を支えてくださっています。

今日も、神の豊かな恵みが注がれていることを感謝して歩みたいと思います。

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