礼拝の話

2023/07/12 

7月11日(火) 聖書 コロサイの信徒への手紙 4章2~6節 音楽科 三浦

「情けは人の為ならず」という言葉があります。

この言葉は、もともと「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分に戻ってくる」というものです。

人は誰しも、親切にされたいものなのだと思います。

自分が親切にされたら、相手にも親切にしたいと思うのが人情でしょう。

人間関係というものは、そうやって築いていくものなのではないでしょうか。

どんなに正しいことでも、自分の主張ばかりして相手の意見を聞かない人に、人はついて行くことは難しいのだと思います。

今朝の聖書の箇所には、「時をよく用い、外部の人に対して賢くふるまいなさい」「いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人ひとりにどう答えるべきかがわかるでしょう」とあります。

時をよく用いること、は自分の持っている時間、時、力を、その求めや必要に応じて使うことなのだと思います。

そして、ここでいう「賢さ」「ふるまい」は、自分ではない、その相手をしっかりと受け止めて、自分のできる最善を伝える、ということではないでしょうか。

塩というものは、わたしたち人間の体に必要な成分ですが、多すぎても、少なすぎても、わたしたちの体調を崩す元にもなります。

それと同じように、「塩で味付けされた快い言葉」はわたしたちがその一人ひとりとして、お互いに関わる中で大切な要素になります。

同じ事柄を伝えるにも、タイミングや相手によって、その伝え方は異なります。

全員に同じことを伝えても、受け取り方は人それぞれです。

その行き違いの中でわたしたちはケンカをしたり、もうよくわからないとしょんぼりしたりします。

その時に、いったい相手は何を自分に伝えたいのだろう、自分は相手に何を伝えたいのだろうと考えること、そしてさらに、自分の時を自分のためだけでなく、人のために使えること。

そのことを日々の学校生活の中で考えていければと思います。

「情けは人の為ならず」

自分の時をよく用い、賢くふるまうことで、最終的に自分が成長したり、互いに心地よく過ごすことができたり、ということがあります。

自分を大切にするように、周りの人を大切にすることで、その恵みは大きくなって自分に返ってきます。

今日の学校生活もていねいに、自分と相手との関係を大切に築く1日としたいと思います。

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