礼拝の話

2023/07/19 

7月13日(木) 聖書 マタイによる福音書 6章34節 英語科 菅田

高校2年生の3学期ごろ、進学をすることを決めていたわたしは悩んでいました。

「何して生きていこう」「自分の夢って何やろ」などの不安と疑問が目の前にありました。

わたしの進路選択、そして進路実現については何度かこの礼拝でお話してきました。

大学生活の中で、多くの失望を味わい過ごす中で、一つの記事に出会いました。

それは赤塚不二夫さんが亡くなり、タモリさんが書いた弔辞でした。

赤塚不二夫さんは漫画家で「天才バカボン」という漫画を描いていました。

バカボンのお父さんの口癖は「これでいいのだ」です。

この言葉についてタモリさんは弔辞の中でこのように言っていました。

『あなたは生活すべてがギャグでした。ギャグによってものごとを無化していったのです。あなたの考えは、すべてのできごとを前向きに肯定し受け入れることです。それによって、人間は重苦しい意味の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後の関係を断ち放たれて、そのとき、その場が異様に明るく感じられます。それをあなたは見事にひとことで言い表しました。すなわち「これでいいのだ」と』。

必死にもがいて、もがいた先に失望があった当時の私に「これでいいのだ」という言葉が心に残りました。

全ての物事が自分の先につながると肯定し進むことが大切だと感じ、心が軽くなりました。

この「これでいいのだ」という言葉と同じことをいっているような聖書の言葉が、今日の聖書箇所の「明日のことまで思い悩むな」という言葉です。

弟子たちにイエスは続けてこういう言葉を語りかけています。

「明日のことは明日自らが思い悩む」と。

悔いのない生き方というのは今日一生懸命にやれることをやるということと語っています。

私たち人間は思い悩んでしまいます。

明日のことで思い悩み、過去のことで後悔をするものです。

今日は必ず過去になって、明日は必ず今日になります。

当たり前なことですが、この事実に私は救われた気持ちになりました。

バカボンでの言葉と聖書の言葉をうけて、今日を、今を、一生懸命取り組んでいました。

成功も失敗も、その一瞬、一瞬を大切に噛みしめて、それが今の自分につながっています。

過去を変えることをできないというけど、変えられないのは過去の事実です。

変えたい過去の事実から感じている気持ちは変えることはできます。

そんな考えを大切に、「これでいいのだ」と言える日々になるように、今を生きていきたいと思います。

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