清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2023/07/12
「情けは人の為ならず」という言葉があります。
この言葉は、もともと「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分に戻ってくる」というものです。
人は誰しも、親切にされたいものなのだと思います。
自分が親切にされたら、相手にも親切にしたいと思うのが人情でしょう。
人間関係というものは、そうやって築いていくものなのではないでしょうか。
どんなに正しいことでも、自分の主張ばかりして相手の意見を聞かない人に、人はついて行くことは難しいのだと思います。
今朝の聖書の箇所には、「時をよく用い、外部の人に対して賢くふるまいなさい」「いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人ひとりにどう答えるべきかがわかるでしょう」とあります。
時をよく用いること、は自分の持っている時間、時、力を、その求めや必要に応じて使うことなのだと思います。
そして、ここでいう「賢さ」「ふるまい」は、自分ではない、その相手をしっかりと受け止めて、自分のできる最善を伝える、ということではないでしょうか。
塩というものは、わたしたち人間の体に必要な成分ですが、多すぎても、少なすぎても、わたしたちの体調を崩す元にもなります。
それと同じように、「塩で味付けされた快い言葉」はわたしたちがその一人ひとりとして、お互いに関わる中で大切な要素になります。
同じ事柄を伝えるにも、タイミングや相手によって、その伝え方は異なります。
全員に同じことを伝えても、受け取り方は人それぞれです。
その行き違いの中でわたしたちはケンカをしたり、もうよくわからないとしょんぼりしたりします。
その時に、いったい相手は何を自分に伝えたいのだろう、自分は相手に何を伝えたいのだろうと考えること、そしてさらに、自分の時を自分のためだけでなく、人のために使えること。
そのことを日々の学校生活の中で考えていければと思います。
「情けは人の為ならず」
自分の時をよく用い、賢くふるまうことで、最終的に自分が成長したり、互いに心地よく過ごすことができたり、ということがあります。
自分を大切にするように、周りの人を大切にすることで、その恵みは大きくなって自分に返ってきます。
今日の学校生活もていねいに、自分と相手との関係を大切に築く1日としたいと思います。
