礼拝の話

2024/06/26 

6月11日(火) 聖書 箴言 17章1節 音楽科 三浦

去年の冬、本屋さんを何気なく覗いていると、この「未来少年コナン」の表紙が目の前に飛び込んできました。

一も二もなく、そのまま本をつかんでレジに行きました。

作品が作られた1978年は、今からもう45年も前になります。

物語の舞台が始まる2028年は、1945年から数えて80年以上が経つ未来を描いていますが、現実社会で2028年はもうすぐそこです。

宮崎監督は、40年以上前にこの物語を通して、わたしたちに何を伝えようとしていたのでしょうか。

大きな意味合いでいうと、人類にとって、自然と共に暮らすのどかな生活が幸せなのか、高度な文明による便利な生活が幸せなのか、という人が生きるためには、という単純な比較も、選択もできない問いが最初から最後まで問われ続けます。

人が生きるということは、本当に大変なことが多くある中で、でも、それぞれの思いを合わせることで新しい道が切り拓かれるということが示される物語でもあると思います。

そして、何よりも、人を権力や暴力によって支配しようとするものは、その力によって滅びる、ということも暗示している物語でもあります。

わたしは、なぜ、去年のあの時に、この本に出会ったのか、と考えてみました。

日々、戦争のニュースを聞き、命を脅かされている人々の状況を聞きながらも、日々の忙しさにかまけて、そのことをどこか遠くにおいやっていた自分に気づかされもしました。

わたしたちは、何ができるのでしょうか。

明日6月12日は、この清和学園にとって、大切な1日です。

1901年にダウド先生が2人の少女を引き取ったことから清和学園の礎は築かれました。

123年の時を超え、わたしたちは今清和学園で学んでいます。

「心の清い人々は幸いである、その人たちは神を見る。平和を実現する人たちは幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」

この御言葉の基に建てられた、清和学園で学ぶわたしたちは、真の平和とはどのようなものかを考え続ける責任を持ちます。

そして、今朝の聖書の箇所の御言葉通り、その平和を実現するために、何をするかを考える一人ひとりであることが求められています。

学園祭に向けての活動もそれぞれ進んでいます。

自分たちだけが生きるのではなく、共に生きる世界を創るために、わたしたちができることをしっかりと考える1日1日にしていきたいと思います。

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