礼拝の話

2025/07/02 

畠 中(英語科)

聖書 詩編 88編2~3節

私が生まれ育った家には一枚の白黒写真が飾られていました。
それは私の父の兄にあたる人の写真です。
写真の中の伯父はまだ若く、白い軍服を着て、軍帽をかぶり、穏やかな様子ながら、まっすぐに正面を見つめるその目には力強さがあります。
聞かされる伯父の人物像は、あまりにも非の打ちどころがなく、完璧な人という印象ばかりが強くて、実際にそんな出来過ぎな人が本当にいたのかと疑わしい気持ちにもなりましたが最近、伯父のような人は現実に存在していたのかもしれないと思うようになりました。
そのきっかけは、今NHKで放送されている朝のドラマ「あんぱん」です。
「あんぱん」に登場する喬の弟千尋が、私に伯父を思い起こさせるのです。
千尋の白い軍服姿を見た時、写真の中の軍服姿の伯父が、これまでは、もうすでにしっかりした大人だと思っていたけれど、実際にはまだまだこれからの、未来ある若者であったことにあらためて気付かされ、胸が痛くなりました。
戦争は、若者たちの将来の夢も命も奪いました。
今、自分が年齢を重ね、戦争当時我が子を戦地に送り出さなければならなかった親と同世代になってみて、親たちの辛さ苦しさはどれほどであっただろうかと想像します。
私は、私の大切な家族、大切な生徒を、誰一人戦争の犠牲者にはしたくありません。
現在、世界各地で戦争が起きていますが、そこでは未来ある若者を含め多くの人々が命を落とし、さらに多くの人々がその死を悲しみ、心を痛めています。
その人たちのこともいつも忘れず、心を寄せて生きていきたいと思います。

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