清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2025/12/11
聖書 使徒言行録 2章14~20節
『私がいないクリスマス』という、ちょっと気になるタイトルの小説があります。
この本の紹介文には「現代版クリスマス・キャロル」とあります。
『クリスマス・キャロル』は世界中で読まれているクリスマスのお話です。
毎年クリスマスプレゼントに贈る本のベスト5には必ず入っています。
クリスマス・キャロルは、19世紀のイギリスの作家ディケンズが書きました。
主人公はスクルージという一人暮らしの老人です。
超金持ちにありがちな自己中で、周りへの気遣いなど一切しない人です。
当然、誰からも好かれず嫌われています。
スクルージは元々そういう人ではなかったのですが、あることがきっかけで頑な生き方をするようになりました。
そのスクルージがクリスマスを前に夢を見ます。
夢の中で過去の霊、現在の霊、未来の霊と言葉を交わします。
それによってスクルージが生き方を変え、人間性を取り戻していくという物語です。
私は4年前年にガンの宣告をされました。
左肺の上半分を切除する手術を受け、抗ガン剤治療のために、チャペルクリスマスがあった12月17日の前日から入院しました。
手術をすれば、それで終わりというステージ1のAかBという話から、実際はリンパ節にもガン細胞が広がっているステージ3のBに変わりました。
医師からそれを告げられた時、話が違うと思いました。
でも不思議と「私がいないクリスマス」とは受けとめませんでした。
反対に「私がいるクリスマス」に自分が生きていることがわかったのです。
ただこの場合の「私がいるクリスマス」の私は、私自身のことではありません。
クリスマスの主人公である救い主イエスです。
私にはイエスがいる、イエスが共にいることを知っていてよかった、キリスト教の信仰を与えられてよかった、自分の人生を真正面から受けとめることができていると思いました。
その意味で私の人生にはツキがあると思ったのです。
私の人生にはツキがある、それはこの場にいる人すべてにいえます。
それは理由がどうであれ、救い主イエスを中心に置く清和に導かれてきたからです。
それでは「私がいるクリスマス」のすばらしさを、自分で実感しながら13日に来られた方に、それを感じてもらえるチャペルクリスマスにぜひしたいものです。
