礼拝の話

2020/06/08 

6月8日(月)聖書 コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章31節~13章3節 校長 小西二巳夫

NHK・BSの番組に「晴れ、ときどきファーム」というのがあります。

メインキャストはV6の長野博さんです。

野菜作りや料理など、農業と食べることに並々ならない関心を持っています。

長野さんはあるとき、たまたま食べた焼き芋がおいしくなく、がっかりしました。

それなら、と自分でおいしくて甘い焼き芋を作ろうと考え、専門家や農家の人の話を聞いて研究し、糖度36%の焼き芋を作ることに成功します。

長野さんの焼き芋は次のようにして作られます。

じっくり寝かせたサツマイモを用意し、ポリ袋に入れ、鍋に湯を沸かし、82度の温度を保ち1時間30分湯煎します。

鍋からポリ袋を取り出し、10分間冷たい水につけ、袋からサツマイモを取り出しアルミホイルでふわっと包みます。

焼き芋用の鍋の温度が200度になったらサツマイモを入れ、蓋をして時々ひっくり返しながら45分間蒸し焼きにします。

45分経過したらサツマイモを指で押し、柔らかさを感じたら終了…ではありません。

焼きたてではなく、冷めて内側から甘みが出てくるのをじっくり待ちます。

おいしい焼き芋にするための手順は、人間が人間らしく成長していくプロセスと重なります。

1時間半湯煎にかけて温めるのは、やさしく接すること、冷たい水に10分つけるのは、厳しく接すること、200度の高温で45分間焼くのは、鍛えることです。

サツマイモが持つ本来の良さが優しさや厳しさ、鍛えられることで内側から引き出されるのです。

おいしく甘い焼き芋を作るために長野さんは時間をかけました。

この「時間をかける」を「愛情をかける」という言葉に置き換えることができます。

今日の聖書には、何事もそこに愛がなければむなしい、と書かれています。

愛というのは、大切に扱う、接する、相手を信頼するということです。

キリスト教の神さまの最大の特徴は、こだわりが強いことです

そのエビデンスがイエス・キリストを十字架にかけたことです。

エビデンスは実証的な証拠と訳すことができます。

神さまに助けを求める、神さまが救われる、というと心情的な話のように思いますが、キリスト教はイエス・キリストを十字架にかけるという実証的な証拠によって、人が救われると考えたのです。

キリストの十字架が救いであることを受け入れるかどうかは、その人の自由ですが、受け入れることによって、その人は人間として成長できる、幸せな気持ちで自分の人生を送れることになるのです。

多くの人がそれを自らの人生で証明しています。

1本のサツマイモと比べ物にならないくらい、一人ひとりを包み込みたいと考える清和です。

しかし、清和はその人をただ甘やかすだけの学校ではありません。

同時に冷たく、厳しく鍛えることも大切にしてきました。

理由は、そこに愛があるからです。

明日からの中間試験は一人ひとりを大切にしたいと考えることの実証的な証拠です。

定期試験、それは自分の成長のため以外の何物でもありません。

明日からの3日間にじっくり、しっかり取り組みましょう。

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