礼拝の話

2025/09/09 

山 脇(社会科)

聖書 イザヤ書 2章4~5節

昨日、9月8日は「国際識字デー」でした。

識字率の低い地域には、そもそも学校がないこと、女性は学校に行く必要がないという慣習が根強く残っていること、そして、貧困や紛争のために子どもが学校に通えない状況にあること、そもそも学校がないこと、などが挙げられます。
江戸時代の後半、18世紀の日本は世界的に見ても識字率が高かったと言われます。
江戸幕府が開いた学問所、大名たちが建てた藩校と呼ばれる学校、商人たちが設立した塾以外にも村の子どもたちが読み書きそろばんを学ぶ場所としての寺子屋が存在し、江戸時代末には全国に16000以上の寺子屋がありました。
現在、日本には小学校が18900校ありますので、ほぼ同じくらいの教育機関があったことになります。
江戸時代にこれだけ教育機関が増えた理由は、争いがなかった、戦争状態ではなかったから、と言えます。
社会が安定し、経済的にも発展していたからこそ、学ぶ機会が増えたともいえます。

今日の聖書箇所には「終末の平和」という見出しがついています。
主が国々の争いを裁き、多くの民を戒められる、と記すこの箇所は、とても有名な箇所です。
剣を鋤に打ち直し、槍を鎌とするという聖書の言葉は、争いが終われば、そこに日々の営みが戻り、平和のうちに歩むことができることを示しています。
日々の営みのなか、私たちの学ぶ機会も生まれていくのです。
国際識字デーが制定された背景には、貧困や紛争といった課題を克服し、すべての人が豊かに暮らせる世界を築いていくという思いが込められています。
今も各地で戦争が続いていますが、そのような争いはそこに住む人々の日々の営みを奪い、学ぶ機会をも奪います。
今も戦争という苦しみのなかにある多くの人々が、一日も早く日々の営みと学ぶ機会を取り戻すことができるように祈りたいと思います。

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