礼拝の話

2024/10/02 

9月19日(木) 聖書 マタイによる福音書 8章24~26節 理科 松本

テレビ番組の「奇跡体験 アンビリバボー」では毎週のように誰かが体験した奇跡が紹介されています。

今回は1939年に第2次世界大戦が勃発し、当時ドイツを率いていたヒトラーの政策で収容所に向かう列車に乗せられた女性の話が取り上げられていました。

クララは1年前に結婚した旦那さんと共に列車に乗せられ、そこで具合を悪くしていた父親に再会します。

父親を看病するクララと生き延びる方法を必死で考える旦那さん。

旦那さんはクララに、列車から飛び降り、逃げることを提案します。

クララは「父を置いて逃げることはできない」と答えますが、最終的には父親を列車に残し、2人は列車から飛び降り、無事に終戦までドイツ人から逃げ切ることができました。

メヘレンから収容所へ送られた25836人のうち、生き残ったのはたった1221人、たったの4%だったといいます。

終戦後、クララが町を歩いていると、面識のない女性から肩を叩かれ、名を尋ねられました。

この女性はクララが飛び降りた列車に乗っていた一人で、クララの父親から伝言を預かったといいます。

それは「私は世界で一番幸せな父親だった。君が列車から飛び降りて本当によかった」というものでした。

クララの父親は、クララと旦那さんが列車を飛び降りたあと意識を取り戻し、周りの人に先ほどの遺言を伝えていました。

クララには父親を見殺しにしたという罪悪感で苦しい日々を過ごしてきましたが、この偶然という名の奇跡がクララのこの先を生き抜く力となったのです。

神の力は人間の想いや願いを超えて働いており、私たちはそれを奇跡と呼びます。

クララが神を信じるかどうかに関わらず、神の導きがあったからこそ列車から飛び降りても生きていた、神の導きによって遺言の女性と再会することができたのだと思います。

1985年、当時のドイツの大統領はこう言いました。

「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目である」。

日本でも時代は流れ、戦争の恐ろしさを体験している人が少なくなっています。

「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目である」の言葉からもわかるように、「体験していないから知らなくていい」というわけではありません。

過去の出来事に目を向けて知ることが、これから先も日本で平和に過ごすために大切なことだと思います。

これからも過去の出来事について学び、平和への祈りを深めていきたいと思います。

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