礼拝の話

2025/04/18 

キリスト教教育週間⑤ 校長 小西二巳夫

聖書 ミカ書 4章1~3節

『お坊さまと鉄砲』というブータンの映画があります。
この映画は、選挙をしたことがなかったブータンの人々が模擬選挙をするところから展開します。
模擬選挙のために穏やかな村の暮らしと人間関係が壊されていくことに心を痛めたのが、村の人々から尊敬されている老齢の僧侶ラマでした。ラマは祈りの姿勢を崩さず、弟子のタシにあることを命じます。

今朝の聖書の箇所に出てくる預言者ミカは紀元前8世紀という大昔の人です。
ミカは自分たちの国が戦いに負け、滅びたのは、神がそれを望み、敵に攻撃させたからであり、その原因は自分たちの罪にあると言いました。
聖書のいう罪とは持つべき関心を持たず、果たすべき責任を果たさないことです。
しかし、それを自らの罪と自覚し、弱い立場に生きる人を隣人として愛する、大切にする生き方を始めるなら、そこに平和に生きることのできる道が拓かれるというのです。

映画『お坊さまと鉄砲』でクライマックスに起こることのスタートは僧侶ラマの祈りでした。
祈るとは考えるべきことをしっかり考えることです。
清和に属する私たちはイエスから祈ることの大切さを教えてもらっています。
清和の一日は全校礼拝から、つまり祈ることから始まります。
その時に真剣に祈れば祈るほど、持つべき関心が持てる人になります。
建学の精神である「平和をつく出す人は幸いである」にふさわしい自分になることができます。

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