礼拝の話

2025/10/07 

山 脇(社会科)

聖書 マタイによる福音書 18章1~5節

2歳半になった子どもは「おはよう」「おかえり」「アーメン」といった言葉を言うようになりました。
まだ文字は読めないので、自分で絵本を読むということはできませんが、耳から入ってくる言葉や友だちとの遊びの中で、たくさんの言葉と情報を得ているのでしょう。
周りの人の言葉や行動を真似て、どんどん言葉や仕草を覚えていっている子どもですが、なかなか出てこないのが「ごめんなさい」という言葉です。
でも、自然と「ごめんなさい」という時があります。
それは、心で「いけないことをしちゃった」と本当に思った時だと感じます。
そう考えると、子どもは頭で考えたり、理屈を考えたりする以前に、心で感じたことを言葉や行動で表すのだと思います。

今日の聖書箇所には、子どものようにならなければ、決して天の国に入ることはできない、というイエスの言葉が記されています。
自分が小さな存在であること、弱い存在であることを子どもは分かっています。
だから、自分だけでは出来ないことや親にしてほしいことを、つたない言葉で、表情で、時には泣いたり暴れたりという感情や態度で伝えようとします。
そこには素直に誰かに頼る、素直に感謝する姿があります。
イエスは今日の箇所を通して、あいつより俺の方が上だ、といった弟子の傲慢さを諭し、神の前にへりくだることを改めて教えました。
イエスは今を生きる私たちにも、「あなたはどうなのか」と問いかけています。
そのイエスの言葉を心に留めて、今日という一日を歩んでいきたいと思います。

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