清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2025/04/23
聖書 使徒言行録 2章46~47節
4月10日、中学部は甫喜ヶ峰へハイキングに行きました。
午前中は自然豊かな森の中を散策しながら草木や花びらを集め、手作りの万華鏡を作りました。
昼食には薪をくべて、火をおこし羽釜でご飯を炊き、バーベキューをしました。
バーベキューも終盤に差し掛かると、お菓子タイムです。
各々持参したお菓子をおいしそうに食べたり、お菓子交換を楽しんだりしていました。
自分のお気に入りのお菓子を渡したり、もらったりするその様子は笑顔にあふれ、「楽しい」「おいしい」「あたたかい」、そんな気持ちのおすそ分けは、すごく幸せな行動だと感じます。
この、心躍るお菓子は、「嗜好品」という食品に分類されます。
嗜好品とは「栄養取るためではなく、摂取時の心身の高揚感など、味覚・嗅覚などを楽しむために飲食されるもの」と定義されています。
「栄養を取るためが目的ではない」と言い切られている嗜好品を人が求める理由は、気持ちを落ち着かせたり、ストレスを軽減させたりという心の健康のために重要な役割を発揮するからだと思います。
私たちが日々行っている礼拝も同じようなことが言えるでしょう。
礼拝は、教養を深め、心を整え、一日の始まりを落ち着いてスタートさせるために行います。
今日の聖書の箇所では、食卓を囲む場面が書かれています。
新約聖書の中には、イエスが弟子や様々な人と食事をする場面が多く出てきますが、これは、食べることは生きることであり、食事を共にすることは分かち合うことであると教えてくれているのだと思います。
今日もこの礼拝から1日を始め、心を整え、与えられた恵みを周りの人、隣人に分け合う、そんな1日にしていきたいと思います。