礼拝の話

2026/09/01 NEW

【2学期始業礼拝】 校長 小西二巳夫

聖書 マタイによる福音書 25章24~27節

フランス語にブリコラージュ(日曜大工)があります。
ブリコラージュ、聞き慣れない言葉ですが、もともとの意味は、持っているものを最大限に生かす、持っているもので勝負するという意味の言葉です。
あれがないこれがないとものねだりをするのではなく、自分の持っているもの、与えられた才能や力で十分生きていけるということです。
私たちがどれくらいの才能を持っているのか、与えられているのかを教えてくれているのが今日の聖書、「タラントンのたとえ話」です。
聖書は、この話を通して、すべての人に有り余るほどの才能が、使っても使い切れないほどの能力が与えられているといっているのです。
ここで出てくる主人が1タラントンを預けた人に対して頭に来たのは、それほどたくさんの能力や力をもらっているにもかかわらず、それを信じないで、自分をダメだと決めつけて、何もしないで済ませてしまったからです。
誰かと比べて自分をダメだと決めつけること、これは聖書が一番嫌う考え方です。
預けられたタラントンをそれぞれに増やした僕を主人は、神さまはまったく同じ言葉でほめています。
神さまが2人の何をほめているのか、そして1タラントンの人のどこに腹を立てているのかというと、それは他の人のために自分の才能や力を使うことです。
他の人のためにタレント・能力を使うことによって、自分が生き生きできるようになる、これが社会です。
自分のことを本当に大事に考えるなら、他の人のために自分に与えられた能力や力を精一杯ブリコラージュすることです。
自分の持っているもので、他の人のために勝負する。
そうすることによって、自分が考える以上に幸せな毎日を過ごせる自分になれると、聖書は教えてくれています。
2学期が始まりました。
3年生ですから、次の進路が気になります。
悩みます。
だからこそブリコラージュすればいいのです。
ブリコラージュすればいいと、自分に言い聞かせることで、進むべき道が拓かれます。
希望が生まれます。

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