礼拝の話

2026/09/24 NEW

校長 小西二巳夫

聖書 フィリピの信徒への手紙 4章4~7節

先日ランニングをしている時に「一週間」というロシア民謡の歌を思い出しました。
これは私が小学校5年生の頃、NHKの「みんなのうた」で流れていたものです。
小学生の私は歌詞にいろいろなツッコミを入れていましたが、今の自分の一週間を考える中で納得したことがあります。
それはこの「一週間」に出てくる人の一日一日は、当たり前ですが、歌詞になっていることだけをしていたわけではないということです。
その日一日にあったことや起こったことの中から、印象的だったこと、これはよかった思うことを一つ選んでいるということです。
そして、そうした時間が持てること、他の人にはどうでもいいかもしれないルーティンワークができることが、何より平和だということです。   
5年前のちょうど今頃、肺がんが見つかり手術をし、その後、服薬や抗がん剤治療で今に至ります。
肺がん患者になって一番実感したことは、キリスト教の信仰を持ってよかったということです。
私は自分ががんに罹ったことそのものを神に問うことをしませんでした。
キリスト教信仰によって、私に起こった現実をそれほど落ち込むこともなく受け入れることができたのです。
さらにこうした時にこそ、私の傍らにイエスがいて一緒に歩んでくれるはずとの思いが体の内側から湧いてきたのです。
今を生かされている私にできることは何か、それはロシア民謡「一週間」が伝える、一見価値があるように思えない日常生活を過ごすことができることこそ、誰にとってもかけがえのない平和であり、それを守ることの大切さを、聖書を通して学校や教会で一人でも多くの人に伝えることです。
さらにそれを奪われている人たちに寄り添う祈りと活動を、「その時」まで続けたいと考えています。

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