礼拝の話

2026/10/13 NEW

校長 小西二巳夫

聖書 使徒言行録 9章15~19節

インフルエンザとインフルエンサー、実は語源が一緒です。
語源はラテン語のinfluentia(インフルエンティア)で、日本語にすると「影響」「流れ込む」という意味です。
世界の歴史の中で最も有名で影響力を持つインフルエンサーが、誰かを考えてみると、それは、新約聖書に出てくるパウロだと思いました。
理由の1つめは、新約聖書の3分の1を占めている「パウロの手紙」と呼ばれるものをパウロ本人か、パウロと深い関係にある人が書き、世界各地に送り、届けられた手紙によって、多くの人々がキリスト教とは何か、そしてどのように生きたら幸せになることができるのかを学んだからです。
2つめは、ユダヤという地方田舎の狭い地域社会の中で活動したイエスの「ローカルな教え」をグローバルな一大ムーブメントへと拡散させたからです。
今日の聖書箇所を今風に説明するなら、イエスがパウロを自分の名前(ブランド)を世界に広く持ち運んでアピールするための、特別な器(インフルエンサー)として指名した場面ということができます。
清和で学び清和で働く私たち、そして毎朝チャペルでの礼拝から一日を始める私たちを、今日の聖書のパウロに重ねて考えることができます。
私たちが清和に出会ったのは、主イエスのすべての人を豊かにする「隣人を自分のように愛する」生き方と価値観を深く知った人になり、それを「拡散」するインフルエンサーに選ばれたからです。
そう考えると、今日からは始まる一週間に新たな意味が加わり、内側から生きるエネルギーが沸き上がってきます。

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