清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2026/05/13 NEW
キリスト教教育週間を通して感じたことを、各クラスが発表するのがクラスチャペルです。
4月21日、トップバッターを飾るのは中学3年生です。
緊張した表情でしたが、一人ひとりがしっかりとキリスト教教育週間で感じたことを言葉にしてくれました。
清和での生活も3年目になり、毎朝の礼拝を通して話を聞き、自分の考えを言葉にする力を着実に身につけているように感じました。
【クラスチャペルの内容】
1日目、小説『希望ヶ丘の人びと』を通して「もしも」を未来形に変える希望についてお話を聞きました。
校長先生は、この作品の題名にもある「希望」という言葉と、「もしも」という言葉について話をしてくださいました。「もしも」は未来にも過去にも使える言葉です。子どもが使う「もしも」は、「もしもこんな道具があれば」「もしも翼があったら空を飛べるのに」というように、夢や願いにつながる未来形です。しかし、大人になると、「もしもあの時こうしていれば」「あんな失敗をしなければ」と、後悔する過去形として使うことが増えるそうです。しかし、過去のことばかり考えて否定し続けると、今の自分まで否定してしまい、前に進む力を失ってしまいます。聖書に登場するパウロも、かつて多くの人にひどいことをした過去がありました。それでも、その過去から目を背けず受け入れ、イエス・キリストを希望として未来へ進んでいきました。
私たちも、過去の失敗だけにとらわれるのではなく、「次はこうしよう」「これからこんな行動をしたい」と前向きに考えることが大切だと感じました。
2日目、小説『仏果を得ず』を通して、「悩みの中で与えられる出会いと進路」についてお話を聞きました。
校長先生は、強い出会いが人の人生を変えることがあると話されました。
また、進路を決めることは、ただ進学先や就職先を選ぶことではなく、「どのような生き方をするのか」「どんな自分になりたいのか」を考えることだと学びました。そして、その答えを見つけるためには、悩む時間もとても大切だということを知りました。悩みを抱えることは悪いことではなく、自分と向き合っている証拠なのだと思います。悩むのは悪いことではないと聞いて少し安心しました.また、「人間はいつまでたっても学びを忘れてはいけない」という言葉も心に残りました。学ぶことをやめず、新しい出会いに関心を持ち続けることで、自分の可能性や進む道が広がっていくのだと思います。これから進路についてたくさん悩むこともあると思いますが、自分が行きたいと思える学校や道に出会えるよう、毎日を大切に過ごしたいです。そして、今こうして学び、友だちと過ごせる幸せな時間に感謝しながら、後悔のない中学校生活を送りたいと思いました。
3日目、映画『ヒアーカムズ・ザ・サン』を通して、「現実から逃げ出さないで向き合うこと」についてお話を聞きました。
校長先生は、「キリエ・エレイソン」がギリシャ語で「主よ、あわれみたまえ」という意味であり、苦しい時や困った時に、神様に助けを求める祈りの言葉だと話されました。
誰でもつらい時には「助けてください」「見捨てないでください」と願いたくなることがあり、その祈りが人を支える力になるのだと感じました。また、聖書に出てくる弟子たちも、最初は弱さがあり、課題から逃げてしまう人たちでした。しかし、イエス・キリストの生き方に触れることで変えられ、困難に立ち向かう人へと成長していきました。私たちも、嫌なことやしんどいことがあると逃げたくなる時がありますが、その時に一人ではないことを思い出したいです。周りには支えてくれる先生や家族、友だちがいて、神様も共にいてくださると知ることで勇気を持てると思いました。今の私たちにとっての課題は受験や進路、毎日の学校生活です。目の前の課題から逃げず、しっかり向き合い、強い力を持った自分として歩んでいきたいです。
4日目、小説『少年H』を通して、「自分で考え、行動すること」と「平和の大切さ」についてお話を聞きました。
戦争の時代には、多くの人が「国のすることは正しい」と信じて、自分で考えることができなくなっていました。しかし戦争は、人の命だけでなく、人らしさや大切な価値観まで奪ってしまうものです。何も良いものを生まず、悲しみや苦しみしか残しません。クラスでの振り返りの中で「戦争は人からすべてを奪うこと」「日本は戦争に参加してほしくない」という意見もあり、平和の尊さについて深く考えることができました。また、「私の平和は私が守る」という言葉のように、平和は誰かに任せるものではなく、一人ひとりが意識し、行動して守っていくものだと学びました。国同士が仲良く手をつなげる世界になってほしい、そのために今自分にできることを考えたいという思いも出されました。チャペル礼拝は、自分の頭で考える時間でもあります。私たちも情報や周りの雰囲気に流されず、自分で行動できる人になりたいです。そして、自分自身も周りの人も人間らしく生きられる平和な社会をつくっていけるよう、一日一日を大切に過ごしたいと思いました。
5日目、小説『白髪のニール』を通して、「あきらめずに続けること、生き抜くことの大切さ」についてお話を聞きました。
お話の中で、「ロックは始めること、ロールは続けること」「人生にとって大事なことは、止まらないこと、終わらないこと、生き抜くこと」という言葉がとても印象に残りました。何かを始めても途中でやめてしまったり、中途半端になってしまうことは誰にでもあります。しかし大切なのは、完璧にできることではなく、あきらめずに続けていくことなのだと学びました。振り返りの中で、「何かをやってそれを続けること、やりとげることが大事」「諦めずにやり続けること、生き抜くことが大切」という感想もありました。
また、聖書の「求めなさい。探しなさい。門をたたきなさい」という言葉も、一度で終わるのではなく、求め続け、探し続け、たたき続けることの大切さを教えていると知りました。私たちの学校生活でも、勉強や部活動、人間関係など、思うようにいかないことがあります。それでも、自分はこれでいいのかと問いながら前に進み続けることに意味があるのだと思います。今の自分の人生をロックンロールしながら、希望を持って歩んでいきたいです。
5日間、校長先生のお話を聞いて、他の学校ではないことだと思うので、あと1年毎日のお話をしっかり聞いて、1日1日を大切にしたいです。
今年は清和最後の1年なので、教会にも行きたいと思いました。



