学校生活|高校

2024/07/03 

学園祭の取組み 高校2年A組 テーマ:思いやり 模擬店:焼き鳥

【展示】

2Aは、「思いやり」をテーマに、平和について考える取り組みを行いました。

まず「どんな時に平和を感じるか」を話し合った際に、戦争がない、飢餓がない、安心できる、隣人を大切にするといった、グローバルかつ視野の広い考えが多く挙がりました。

そこから話し合いを重ねてテーマを「思いやり」に絞り、具体的な展示方法を考える段階に進むと、重い荷物を持ってくれる、心配して優しい声をかけてくれる、順番を譲ってくれるといった、日頃の思いやり体験談がたくさん寄せられました。いずれも、生徒たちが清和で過ごす学校生活のなかで発見した思いやりです。そこで、清和のなかの思いやりを伝えるムービーを作成し、上映することを計画しました。ムービーチームによる構想、クラス全体が出演協力した撮影からちょっぴりユーモアを交えた編集まで、計画的に完成させました。極めて身近なところにある思いやりを発見し、その小さなきっかけを大切に育み広げていきたい。2Aの生徒たちのそんな願いが、込められた作品になりました。

また、来場者の方に楽しんでもらうべく、ハートのパネル、風船を持って飛んでいるように見えるフォトスポットと、飲食休憩スペースも設置しました。ハートのパネルは、ハート型に配置した段ボールを紙花で囲み、宙に浮かせます。紙花の得意な生徒から、美しく仕上げる技が伝授され、クラス全体が協力して短期間で仕上げました。苦戦したのは、段ボールで軽くて頑丈なハート型を作る工程です。何よりもきれいな形に仕上げたいという思いで、生徒がインターネット検索したのは「ハートの比率」。黄金比率を目指して教室の床のマス目を使って形作り、その後も微調整を重ねました。完成した写真はインターネット上にたくさんありますが、作り方は自分たちで試行錯誤しました。知恵を出し合い、力を合わせて仕上げた作品によって、思いやりにあふれる空間が完成しました。

 

【模擬店】

模擬店では焼き鳥を焼いて販売しました。スチーム加熱調理済みの鶏串を取り寄せたものにたれ味と塩味をつけて焼き上げ、もも・ねぎま・皮の3本セットで販売しました。慣れない煙を手作りの団扇でよけ、焦げ付かないように注意しながら焼きました。一生懸命に焼いた焼き鳥をたくさんのお客様に食べていただき、生徒にも笑顔が広がります。ご家族や同窓生、教会関係者との店先での会話も弾み、普段見ることのない生徒の表情に心動かされました。さて売れ行きは、4時間の開催時間で900本焼けるだろうという模擬店チームの生徒の読みが見事的中し、終了30分前に見事完売、大雨のテント中に歓声が起こりました。お店を訪れてくださった皆様、校舎内での出張販売に応じてくださった皆様にも、ありがとうございます。

今年度の学園祭のテーマは、「~平和について考える 持続できる社会~ Let‘s try 清和からPeace‼」でした。展示や模擬店に取り組むクラス全体の活動を見守る中で、世界的で大きな問題や課題を見つめつつ、身の回りから行動を起こしていく、Think Globally, Act Locallyという言葉が思い浮かびました。清和の学校生活という極めて身近なところにある思いやりを発見し、その小さなきっかけを大切に育み広げていきたい。2Aの生徒たちのそんな願いが、あらゆる場面で形になってお届けできていれば幸いです。

学校生活の様子

学校生活一覧へ

学校生活|高校一覧へ

学校生活|中学校一覧へ

礼拝の話一覧へ

中学・高校 学年の通信から一覧へ

クラブ活動一覧へ

▲ページトップへ