礼拝の話

2026/07/14 NEW

日本基督教団土佐嶺南教会          鍋谷仁志牧師

聖書 詩編 8編

聖書は、神さまがこの世界を造られ、私たち人間を特別な存在として造られた、と教えすべての生き物を支配せよと、命じておられることが書かれています。
それは他の生き物を、あるいはほかの人のことも、自分たちの都合の良いように扱っていい、ということではありません。
神さまが、造られた世界の一つひとつを愛しておられるように、私たちもこの世界を愛し、慈しみ、守ることが、神さまが私たちに求められた支配の仕方です。
この世界のすべてを造られた神さまは、その中でも私たちを特別に、神さまにわずかに劣るものとして、造られました。
わずかに劣るものと言っても、本当は創造主と被造物、造られた物の間には、それこそ天と地ほどの差があります。
この詩編の詩を歌った人は、そのことを思い知らされていました。
神に似せて造られたはずなのに、神の愛をもって他の生き物に接するように造られたはずなのに、神の威を借りて偉そうに支配するだけの自分に気がつかされたのです。
それにもかかわらず、そのような私にこの世界を守れと使命を与えてくださっている神の憐れみに応えたいと心から願って、この歌を歌っています。
私たちには、誰かを守るようにとの尊い使命が与えられ、その使命を遂行できるよう、誰かを守るだけの、十分な力が与えられています。
どんなに小さなことでも、神さまが与えてくださっている今できることを、精一杯、現わしていきたいと願っています。

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