礼拝の話

2026/04/16 

キリスト教教育週間4日目         校長 小西二巳夫

聖書 イザヤ書 2章4~5節

小説『少年H』より

私が時々読み返す本に『少年H』があります。
『少年H』は妹尾河童という舞台美術家が自分の子ども時代を描いた物語です。
『少年H』は日本が米国と戦争を始めた1941年から敗戦の1945年、さらに1947年頃までの生活を描いています。
今日の聖書は「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない」と書かれています。
これは武器を持って戦うことや戦争の愚かさを肌で感じた人から出てきた言葉です。
戦争が何ももたらさず、いかにむなしいものであるかを知った人の反省の言葉です。
それを私たちの時代の日本語にしたのが憲法9条です。
日本国憲法をいろいろな方言で訳した本があります。
ぜひ読んでみてください。
戦争は愚か以外の何物でもなく、そこから学ぶべきものは何もないということです。
平和は誰かに任せておけば守られるものではありません。
時代がこれからどうなっていくのかよくわかりません。
そういう私たちに、イエス・キリストは少年Hの父親役である水谷豊のセリフを通して語りかけてきます。
「日本の国がこれからどうなっていくのか、おとうちゃんにもわからへん。けどな、大事なことは自分の頭で考え行動することや」。
清和には一人ひとりが自分の頭で考え行動できる人になってもらうための時間があります。
毎日のチャペル礼拝がそれです。
私たちが何年も時間をかけて学ぶ、その目的は自分自身が平和に生きるためです。
そして他の人と共に平和に生きられる人間らしく生きられる社会を作り出していくためです。
そのことを自覚しながら、一日一日を過すなら、今日という1日が本当に意味あるものになります。

 

学校生活の様子

学校生活一覧へ

学校生活|高校一覧へ

学校生活|中学校一覧へ

礼拝の話一覧へ

中学・高校 学年の通信から一覧へ

クラブ活動一覧へ

▲ページトップへ