礼拝の話

2026/06/11 NEW

柳 井(数学科)

聖書 エゼキエル書 36章26節

わたしは新しい人間関係を築くことは苦手です。
それは「モノ」と違って、人間関係の中心には「人」の存在があるからです。
モノと人、その違いは何でしょうか。
等身大の伊勢脇ロボットと本物の伊勢脇先生、本物と同じ喋り方の岡村AIと本物の岡村先生、見分けがつかない状態でも、私たちは「本物とは何か違う」と感じるはずです。
人には心があるからです。
神さまは私たちを一人で生きる存在ではなく、人と人とが関わりながら生きる存在として造られました。
だからこそ人との関係には価値があるのです。
よく、礼拝は「自分との対話の時間」だと言われます。
「自分」はこの世に一人しかいないのに、どうやって自分と対話するのでしょうか。
毎朝お話を聞きながら、「それは違うんじゃないかな」「確かにその通りだな」そんなふうに、いろんなことを考えて、思いを巡らせます。
「自分の心ってこんな風に思うんや。こんな風に考えるんや。こう思ったけど、合ってるんかな?」
感じたこと、思ったことを通して、自分の心と対話します。
慌ただしい日常から離れて、自分のことを理解する、自分自身の本当の気持ち、感情や願いに気づくことができます。
ロボットにはできないことがあります。
それは、自分の心と向き合うことです。
毎日のこの礼拝の時間に、私たちはそれぞれの心と、静かに向き合っていきます。

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