礼拝の話

2026/09/04 

校長 小西二巳夫

聖書 ルカによる福音書 23章39~43節

銭湯・風呂屋を舞台にした映画に『湯を沸かすほどの熱い愛』があります。
主人公の銭湯の女将さんの双葉に宮沢りえ。
1年前にパチンコに行くといったまま帰ってこない夫にオダギリジョー。
高校2年生の娘安澄に杉咲花、そしてヒッチハイクの青年拓海役で松坂桃李が出ています。
物語は双葉が末期がんで余命2ヶ月と宣告されたことから始まります。
さまざまな出来事がありますが、クライマックスは双葉のお葬式の場面です。
その場面で拓海は次のように言いました。
「双葉さんに出会ったみんなの中から、彼女の存在が消えることはない、これからも生き続けるに違いない」。
双葉と家族や出会った人たちの関係はイエスと弟子たち関係を思い出させてくれます。
もうすぐ十字架で死ぬことを知ったイエスの言葉と行動によって、頼りなかった弟子たちが自らの生き方を見つけていく様子が聖書には書かれています。
新約聖書のマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの4つの福音書は、イエスが一人ひとりのところにやって来ることをさまざまな形で伝えています。
そこで願うのは、どんな形でもいいので、熊本地震で不自由な避難生活をしている人、さらにネパール、チベットにまたがる氷河と岩盤が崩れたために、巨大な土石流に飲み込まれた人、家族をはじめとして、大切な人を失った人、生活の場を失った人、など絶望的な思いで今日を過ごしている人の傍らにいて下さることです。
辛い立場にいる人の心を絶望から希望へと導いてくれることです。
その一人ひとりのために真剣に祈る自分、私たちでありたいと願います。

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