清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2026/07/07
聖書 コリントの信徒への手紙Ⅰ 13章13節
6月20日に亡くなった美輪明宏さんの歌に『ヨイトマケの唄』があります。
2012年の紅白歌合戦で美輪さんはこの歌を歌われました。
ステージは真っ暗、声だけが響いてきました。
そして、少しずつ明るくなってきたものの、全体が見える、という明かりではなく、上半身、体の上の方を中心にライトが当たって、顔と手の動きは見える、というものでした。
そして衣装は、真っ黒なスーツでした。
美輪さんは1935年に長崎に生まれ、10歳で被爆しました。
ちょっとした偶然で生き残ったと、ご自分でも思って生きてこられ、長い芸能生活で常に平和への思いを口にし続けてきた方です。
「ずっと同じことを言い続けているだけ。真実は1つしかありませんから」と。
そして、最後に残された直筆のメッセージはこのようなものでした。
「こんな世の中を生き抜く武器は愛の言葉しかありません。この世の全ての問題を解く鍵は愛です。愛があれば戦争なんか起こりません」。
この言葉は、日本国憲法前文に通じるものがあると感じます。
平和は片方、一方だけで作ることはできません。
無条件に愛すること、それは難しくとも、相手を理解するように努めること、本当に自分が立たなければならない場所はどこなのかを考え言葉にすること、これがわたしたちに求められているのでしょう。
よりよい社会で生きるために、わたしたち一人ひとりができること、考えることが求められる今だからこそ、人は一人では生きられないことを自覚しつつ、歩む者でありたいと思います。
