礼拝の話

2026/09/08 

三 浦(音楽科)

聖書 イザヤ書 2章4節

夏休みの期間、またオーテピアで多くの時間を過ごし、いろいろな本を読みました。
その1つに「父さんはどうしてヒトラーに投票したの?」という絵本があります。
ヒトラーは、ドイツのある意味正当な選挙を経て、独裁体制を引いていった人物です。
このヒトラー政権が成立した1933年頃、世界はアメリカで始まった世界恐慌、アメリカでの株式市場の大暴落をきっかけに世界中に広がった深刻な経済不況のために、経済が混乱していました。
自分たちのこれからの生活がよくなると思い、投票した結果ですが、ヒトラーは政権を握り、その後の悲劇、戦争、ユダヤ人の強制収容所への移送と大量虐殺へと進んでいきました。
今朝の聖書の箇所には、「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる」とあります。
世界中で、力による正義が声高に叫ばれる今だからこそ、本当の平和とはどのように作り上げ、続けるためにどのような努力が必要なのかを考え続けなればならないのだと思います。
わたしたちは、神さまから、平和をつくり続けるために生きることを求められているのです。
そのことを忘れ、弱いものを踏みにじり、強い者の言葉にだけ付き従う歩みをする時に、神さまは黙っておられることはありません。
聖書は「彼らは剣を打ち直し鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」と続けます。
神さまご自身が、剣を打ち直し、畑を耕す鋤に、槍を打ち直して、作物を刈りとる鎌とするのではないのです。
わたしたち自身が、このことに気づき、争いの道具から、人々を生かす作物を作る道具に変え、生きることを、望んでおられます。
そのことを心に留め、日々しっかりと学んでいきましょう。

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