清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2026/09/14
聖書 ガラテヤの信徒への手紙 6章1~5節
ダウンタウンの浜ちゃんが司会の「プレバト」という番組があります。
先週の放送で、作品を選び紹介する選者の小沢実という先生が自分の俳句を紹介しました。
「クマ 山を出る 新緑がまぶしすぎ」。
小沢さんはこの俳句を作った状況と心情を説明されました。
しばらく前に秋田県の大館市の山の中にある古代遺跡に車で行った時、森の中で子連れのクマに出会ったということでした。
小沢さんは、突然人間が乗る車に出会ったクマの目は、困ったような、そして怖がっているように見えたというのです。
この俳句は自分をクマの立場に重ねるところから出てきたものなのです。
クマの立場に立たない限り、この問題が解決しないことを伝える言葉になっています。
「隣人を自分のように愛する」とのイエスの言葉を、今日のガラテヤの信徒への手紙を書いたパウロは5節の「自分の重荷を負うべき」という言葉に言いかえています。
イエスにとって隣人とは生きづらさを抱えた人、弱い立場に生きなければならない人のことです。
その人を自分のように愛するとは、その人が抱える重荷を一緒に負うことです。
クマの人間社会への出没も、クマの抱える重荷、生きづらさの証明です。
そうすると、今の時代、イエスのいう隣人が、人間とは限らず、クマもまた隣人ということになります。
そうした視点を持って生きるよう求めるイエスにこたえる自分であり、社会にしていきたいと心から願います。
