卒業生メッセージ

2016年度

大石 由梨(国際基督教大学)

 清和のキリスト教に基づく教育と少人数制教育がICU進学への大きな手助けとなりました。私は学校生活の中で、多様性の受容と考える力を養うことの重要性を学びました。
 これはICUのリベラルアーツ(あらゆる束縛からの解放・真理の追究のための)教育とクリティカル・シンキング(批判的思考)に深く関わっています。
 キリスト教の本質は「愛」にあります。私は学生生活の中で、愛することとは「受け入れること」であると知りました。私は中高を通して人間関係に悩み続け、結果的に、多様な価値観に触れて自分の世界観を広げることで、価値観を誰かに合わせるのではなく、受け入れる道を探そうと思うようになりました。そのためにクラブ活動やボランティア、学校の行事に積極的に参加したことはとても良い経験であったと思います。新しいことへの挑戦や学内外問わず、人との交流を持つことは思想の一極化を防ぎ、多角的視野を身に着けるきっかけになりました。
 また、少人数制の学校だからこそ、学校行事や授業のグループワークに深い関わりを持ち従事する機会が多くありました。これらのことから知識と学習の応用、課題の発見、自己の表出、論理的・批判的思考能力、コミュニケーション能力などを向上させることができたと感じています。様々な情報と経験から課題を見つけ出し、自分の考えを明確に説明し、他者と協力しながら主体的に行動をしていくということは、大学や専門学校への進学に限らず社会に出てからも役に立つことです。
 私の後に続く後輩たちも清和の小さな共同体の中で過ごしたからこそ、すべての言葉を無批判に受け入れるのではなく、自らの頭で考え、自身が内面に抱えているその課題を社会的に意味付けていってほしいと思います。リベラルな考え方に目を向けて、これからの清和が新たに進むことを願っています。

竹村唯(東洋英和女学院大学)

 充実した3年間。清和を卒業した今、私はそう思います。少人数である清和は、自分たちの意見で学校を作ります。例えば、学園祭を一般公開にしたり、ユネスコスクール・プロジェクトでは、自分たちで活動内容を考えたりします。また、先生方も一人ひとりに合わせてサポートしてくださるので、安心して学校生活を送ることができました。
 今は大学に進学し、部活やゼミで積極的に活動しています。清和での学びを通して海外ボランティアに興味を持ったので、これからも挑戦してみたいと思っています。