清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2020/10/23
日本では麦よりも米が主流ですから、米をとったあとの稲わらを縄やむしろ、今で言うクッション材のようなものなど色々と活用されていました。それと同じで外国では脱穀した後の麦わらを色々と生活に活用していました。今回はその中でも、北欧で伝統的に作られている「ヒンメリ」という飾りを作ってみました。清和の麦わらはヒンメリにするには少し細く、ヒンメリにはあまり向かないので、今回はそれに適した麦のストローを準備して作ることにしました。
ヒンメリは均等に切った麦のストローで立方体を作る飾りで、簡単にできるものからとても複雑かつ芸術的なものまで色んな形があります。しかし、今回ははじめて挑戦するので簡単な正八面体と少し手の込んだ正二十面体を作りました。麦のストローを均等の5センチに切り、上下した三角形が5つ重なるように糸を通していきます。単純な作業ですが、きちんとストローの長さを揃えることと、糸の引っ張り具合で出来の善し悪しが決まるようです。悪戦苦闘して1個を作るのが精一杯の生徒もいれば、余裕で2個作る生徒など様々でした。
本来は製粉をした全粒粉の小麦粉を使ってピザを焼くのがこの頃の授業ですが、今年はコロナ禍で「食べる授業」を控えているので「ヒンメリ」を作りましたが、これはこれでまた違った学びになったようです。