礼拝の話

2020/02/20 

2月19日(水) 聖書 マルコによる福音書 4章3~9節 英語科 楢本

今朝の聖書箇所はイエス様が集まった群衆に向かって話してくださった「種まきのたとえ」のお話です。

ここに出てくる「種」は聖書の言葉、神様の言葉、の事です。

よく「み言葉の種」という言い方もします。

聖書の言葉が、麦の種のように私達の心に与えられて育ち、私たちに大きな実りを与えてくれるということを表す言い方です。

ここに出てくる種は結構無造作にまかれたようで、あちこちに落ちました。

色々な所に落ちた種がそれぞれたとえになっています。

道端に落ちた種や茨の中に落ちた種、石地に落ちた種はみんな実りませんでした。

みんな無駄になってしまったのです。

普通はここで、皆さんは自分の心を良く耕して実りを生み出せる畑にしましょう、という話になります。

でも今日は少し視点を変えてみたいと思います。

皆さんが使っているダイアリ―に毎週、または毎月、ページの端に聖書の言葉が書かれているのを知っていますか?

今週の所にはヨハネによる福音書12章24節の言葉があります。

読んでみます。

「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである。だが、死ねば多くの実を結ぶ。」

中学生たちもオーガニクスで麦を蒔きました。

蒔かれたたった一粒の麦が育って、分結して、たくさんの実をつけることを知っています。

この死んでしまったけれど多くの実を残した麦の種というのはイエス・キリストの事です。

道端に落ちた種や藪の中に落ちた種、石地に落ちた種はみんな無駄になってしまいました。

イエス・キリストもそのように無駄になったと思われる死に方をして、私たちに生きる道を開いてくださったのです。

代わりに、私たちにはすでによく耕された良い土地が与えられています。

私たちが自分でそれをするのではありません。

イエス・キリストが自ら無駄な種として死んでくださったのです。

私たち一人一人に与えられている良い土地、そこでのびのびと育って、豊かな実りを頂きましょう。

一人一人に豊かな土地が与えられています。

迷いや悩みはいつでも私たちを襲います。

もうダメだと思う時もあります。

でも、そこに留まるのではなく、与えられる豊かな実りを信じて、前向きに進んで行きませんか?

み言葉を素直に聞いて育つ人に30倍、60倍、100倍の実りがあると書かれています。

私たちのために心を砕いてアドバイスしてくれる言葉を素直に聞いてみましょう。

きっと何かの結果が出て来ます。

そしてそれぞれにとって意味のある学年末を迎えることができると思います。

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