清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2021/04/30
高校2年生「教養」の第2回目の授業を行いました。
今回は「日本の伝統の食文化を知る」という項目の中で「味噌作り」に使う塩を、田野町在住で天日干し塩の職人、田野屋塩二郎さんとそのお弟子さんにきていただいて、本格的な塩作りをしていきます。まず、塩二郎さんが実際に塩作りをしている工房の映像や、塩作りの様子をムービーで見ました。塩二郎さんは、海水から海水の成分であるナトリウムやマグネシウム、カリウムなどを天日干しの過程で調整しながら塩の味を作れる塩作りの達人です。そんな方から直接ご指導いただいての今回の塩作りは、同じくこの授業で講師をしてくださっている谷川先生の手作り「清和塩ハウス」で作業をしていきます。今回は木箱に特殊なビニールシートを貼って、塩二郎さんの工房で実際使っている海水を各10L入れました。そして、これからやっていく塩水をヘラでかき回す作業をやってみました。この塩水が「清和塩ハウス」の中でゆっくりと蒸発しながら、段々塩の結晶を作っていきます。そして、これからきちんと管理とメンテナンスをして、6月下旬に10キロの塩が完成できるようにがんばります。