礼拝の話

2020/10/14 

10月14日(水)聖書 ミカ書 6章8~11節 日本キリスト改革派 高知教会 小澤寿輔牧師

今日は「世界標準の日」です。

これは、1960年に国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が世界標準を策定した人たちに感謝し、労をねぎらうために制定したものです。

これらは私たちの生活と、どのような関係があるのでしょうか。

例えば、大工さんの持っている1mの定規が、持っている人によってその長さがバラバラとしたらどうでしょう。

また、米や肉などの食べ物などを買うときに、お店によって使用している升の大きさや、秤のおもりの重さがバラバラだとしたらどうでしょう。

社会生活において正義を確保するためには、物の長さや重さや容積などの基準を世界で統一し、それを皆が正しく守ることが必要です。

世界で統一された長さや重さなどの標準があること、そして、その策定に尽力した人々に感謝したいと思います。

ところで、私たちが生活する上で、何をしたら善いか、何をしたらいけないか、といった物事の良し悪しを判断する基準も、これと似たようなことがあるのではないでしょうか。

ある人は、幼いときから親に教えられて身に着けた道徳的基準があるかもしれません。

また、「そんなの常識」という基準もあるかもしれません。

しかし、それらは、人によって違うことがよくあります。

私はアメリカで生活したことがありますが、日本の常識が通用しないという経験をいくつもしました。

そして、常識というのは、個人や民族や国柄によって違うのだ、とわかりました。

「日本の常識は世界の非常識」という言葉があるくらいです。

では、皆が幸せに平安に生きることができる道徳的な規準というものはあるのでしょうか。

あります。

それは、「聖書」です。

聖書に記されている神の教えこそが、すべての人が美しく、幸せに生きるために与えられた「生活の基準」です。

聖書の教えは厳しい決まり事ばかりで、人の自由を束縛すると、ある人は思うかもしれません。

けれども、聖書という基準をもって家を建てれば、人生の雨風にあっても決して倒れることのない、盤石な家を建てることができます。

聖書は、正しいことを行い、慈しみを愛し、神を敬い、へりくだって神と共に歩むことを教えます。

そして、神と共に歩む人を悪や危険から守るのみならず、命を与え、愛し、恵みで満たし、平安で豊か人生を歩めるようにしてくれます。

私たちは、すでに聖書を手元に持っています。

その中に記されている教えに気づくために、チャペルの時間も備えてくださいました。

ぜひ、日々チャペルで語られる聖書の言葉に耳を傾け、それを生活の規準として人生に取り入れ、決して倒れない、揺るがない家を建てましょう。

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