礼拝の話

2022/10/20 

10月18日(火) 聖書 フィリピの信徒への手紙 1章9~11節 音楽科 三浦

最近、お気に入りの場所ができました。

オーテピア、2018年7月に建てられた図書館と科学館が併設された施設です。

この夏休みにやっと行くことができ、感想は「図書館はいいなぁ」です。

あれもこれも、読んでみたい本がたくさんで何時間でもうろうろしてしまいます。

なんでこの数年行ってなかったのか、というと、ニュースで聞くほどの魅力を私自身があまり思っていなかったのだろうと思います。

「百聞は一見に如かず」という言葉があります。

これは、人から何度も聞くよりも、一度実際に自分の目で見るほうが確かで、よくわかる、という意味の言葉です。

今回は、まさしくそうでした。

一度行ってみると、もうわくわく、楽しくて一人でルンルンしています。

学校のホールもそのようなものの1つでしょう。

いろいろな種類の本が置かれ、ポップ、その本を読んで欲しいという思いがあふれたメッセージが添えられています。

それらを手に取ることで、今まで知らなかった世界に出会うことは多くあります。

私たちはとても便利な世界に生きるようになりました。

手の中にあるコンピュータは私たちの生活の様々な情報を吸収し、私たちが考えなくても興味がありそうな情報を勝手に提示するようになっています。

あたかも、私たち自身が望んでその情報を選んだかのように、です。

ある日のニュースが、ウクライナとロシアの戦争について、この冬に備える必要があると言っているのを聞きました。

世界中が、この戦争がまだ終わらないと考えているということです。

2月に始まった戦争はまもなく8か月になります。

高知市の88歳になる石川千代さんという女性は、戦争の実相と正体をありのまま伝えてきた数少ないお一人であると、ある日の高知新聞にありました。

石川さんはご自身の体験をもとにこうおっしゃいます。

「戦争は、人々がだまされて始まる。気づいた時には始まっている。歴史に学んで」と。

今日の聖書の箇所には「知る力と見抜く力とを身につけて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことをみわけられるように」とあります。

誰かを陥れるためにではなく、誰かを非難するためでなく、私たち一人ひとりが互いを大切な存在であると受け止め、重要なことを見分けられるように、知る力、見抜く力は必要だとされています。

1つ1つの学校での学び、そして新しい知識、知恵、それらを大切に今日1日も学んでいきたいと思います。

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