礼拝の話

2023/11/06 

10月19日(木) 聖書 マタイによる福音書 5章43~48節 英語科 菅田

チコちゃんに叱られるというNHKの日常にある素朴な疑問をテーマにした雑学クイズバラエティ番組があります。

チコちゃんの質問に出演者が上手く答えられないと、一瞬にしてチコちゃんはわざとらしい怒りの形相に変わり「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叫びます。

そのあとにチコちゃんから解答が告げられ、専門家の話を交えて詳細が明かされます。

番組をみていると疑問の持ち方が面白いなと感じます。知っているようで知らないことに「平和を作り出す」があります。

これは清和の建学の精神であるマタイによる福音書5章9節の言葉です。「平和は実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」とあります。

果たして平和なのかと考えたとき、現在も争いは絶えません。ロシアのプーチン大統領が2022年2月24日からウクライナへの軍事侵攻をしました。

中東アジアではイスラエルとパレスチナの武装組織ハマスとの戦闘が激化しています。

ロシアのプーチン大統領、イスラエルのネタニヤフ首相、ハマスのリーダーはリーダーシップを持っているはずです。彼らはなぜ戦争するのかと問いかけると平和を作り出すためだと答えます。

平和を作り出すためと言い、誰かの大事な人の命、一人ひとりにとって大切な日常生活を奪っています。平和を作りだすといいながら、敵を作り、憎しみや悲しみを作り出しています。

イエスが生きた2000年前の時代も戦いが絶えませんでした。その現実をみて、イエスはこう言いました。

「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、私は言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」

イエスは戦いによる憎しみや悲しみを祈る力によって取り去ろうとしました。祈ることで神と対話し、平和を考えることができます。神と対話をすると一人の時間を作ることが出来ます。ひとりの時間を作ることで本当の平和について考えることが出来ます。

またこの現状を自分ごとにすることが可能になります。クラスのみんなに担任である私にできることとして、何ができるだろうと考え、毎日帰りのSHRでお祈りをすることにしました。そのお祈りの中に戦争で苦しんでいる人たちを想ったお祈りをしたいと思いました。そして、日常を送れることの感謝と平和への祈りを忘れない日々をすごしていきたいと思います。

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