礼拝の話

2019/10/03 

10月3日(木)聖書:詩編119編105節 音楽科 三浦

私の生徒、学生の時代と今の皆さんの時代では格段に違っていることが1つあります。

急速なインターネットの普及、情報社会の発達です。

スマホ片手に、常に誰かとやりとりをしていないと落ち着かなかったり、既読が付かないと焦ったり、返事がないとなんで返事をくれないんだと自分勝手に思ってみたり…どうでしょうか。

1つ言えることは、スマホやパソコン、インターネットでのやりとりは、自分の時間ももちろん使うことになりますが、返事を催促する、すぐに返事がないことに腹を立てたり、不安になったりするということは、そのタイミングを相手方にも強制している、ということになります。

でも、自分のタイミングで返事がくると思うこと自体が、そもそもちょっとおかしいことだ、とはなかなか気づけない人が多いように思います。

皆さんはこれからの人たちです。

悲しいことも嬉しいことも、これからたくさん経験していく中で、どう生きていくか、どう人と関わっていくか、ということはきっと、人生の課題になるでしょう。

その時に、自分でしっかりと考える、ということが求められます。

機械に提示された事柄に流されたり、考えるのが面倒だからと誰かがいっていることを鵜呑みにしたりして生きていく、ということを続けると、人としての大切な部分を失うことになりかねません。

そうならないためにも、しっかりと自分で考えられる大人になるためにも、私たちは今、学んでいます。

自分の最善を尽くし、課題に向き合う時に私たちはそれぞれの将来が開かれていくのだと思います。

勉強にしても、人との関わりにしても、一足飛びにできるようになったり、解決したり、ということはあまりありません。

今日という1日との新しい出会いでもあります。

今日を十分に過ごすことで、明日が見えてきます。

悩むことも苦しむこともあります。

それも大切な私たちの栄養になります。

1つ1つを大切に今日も歩んでいきましょう。

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