礼拝の話

2020/11/10 

11月10日(火)聖書 出エジプト記 20章1節 数学科 岡村

先日「犬と私の10の約束」という映画を観ました。

主人公の女の子と足に靴下を履いたような白い模様のあるソックスという名前のついた犬との10年間の物語ですが、作者不詳の「犬の10戒(犬から飼い主へのお願い)」という短編詩がモチーフになっています。

このような詩です。

1.私の一生はだいたい10年から15年です。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しいのです。

2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。

3.私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。

4.私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。

5.時々話しかけて欲しい。言葉はわからなくても、あなたの心は十分私に届いています。

6.あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。

7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めているのです。

8.私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。

9.私が年を取っても、私の世話はして下さい。あなたもまた同じように年を取るのですから。

10.最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないで下さい。「もう見てはいられない。」、「居たたまれない。」などと…。あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのですから。忘れないで下さい、私は生涯あなたと一番愛しているのです。

出エジプト記20章にはモーセが神から与えられた「十戒」ついて書かれています。

モーセはエジプトで過酷な労働を課せられていたイスラエルの民を救い出すという役目を神さまから与えられ、エジプトを脱出しますが、荒れ野での生活はエジプトにとどまることより厳しいのではないかと思えるほどのものでした。

その中で与えられたものが十戒です。

父母を敬え、殺してはならぬ、盗みはいけない、などごく当たり前に守るべきことが書かれていました。

その当り前のことを守ることがお互いの信頼につながり、厳しい道中でお互いがお互いを守ることにつながりました。

私は最初の授業の時に「十戒」ではありませんが、大切にしてほしい4つお願いについて話しています。

1.命を大切にして欲しい。

2.いじめやいじめにつながることのない言動をとって欲しい。

3.先生と生徒のみなさんのお互いがリスペクトある関係であって欲しい。

このことは授業だけでなくいろいろな場面で、命と自分や隣人を大切にすることにつながり、人に優しくすることは自分を大切にすることにも繋がると私は信じています。

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