礼拝の話

2020/11/11 

11月11日(水)聖書 ヨハネによる福音書 14章6節 日本キリスト改革派 高知教会 小澤寿輔牧師

中高生だった時の自分がどんなことが好きだったかな、何をしていたかな、と考える機会が増えました。

課内クラブは陸上競技、部活はバスケットボールと、運動系が好きでした。

家では熱帯魚や小鳥などの生き物の世話をしたり、テレビを見たりという生活だったように思います。

何よりも一番好きだったのは、ボーイスカウトで山登りや人の少ない渓谷でキャンプをすることでした。

山登りをするとき、必ず持って行くものがありました。

それは、地図とコンパス(方位磁針)です。

山道を歩くとき、出発地点、目的地、そして、今、自分がどの辺を歩いているのか、現在位置を知るときの必需品です。

コンパスの針は常に北を指し、地図は必ず北が真上になるように印刷されています。

ですから、コンパスが北を指したら、その方角に地図の真上を向けて読むと、地図上の地形と実際に目で見る地形とを照らし合わせて、現在位置を割り出すことができます。

もし、地図もコンパスも持たず、自分の方向感覚だけに頼って山を旅したら、どうなるでしょう。

それはとても危険な行為です。

道を外れてしまうと、崖から落ちてしまったり、深い原生林に迷い込んでしまったりして、最悪の場合は命を失うことになりかねません。

昔は地図とコンパスでしたけど、最近はGPSが開発されて、車のナビやスマホがあれば、簡単に現在位置を知ることができるようになりました。

船による航海も、羅針盤がついているので、目的地の方向を見失うことなく航海できます。

飛行機は離陸時と着陸時の合計10分くらいは、操縦士がハンドルを握って操縦するそうですが、それ以外の時間はずっと自動操縦システムが運行を支えているそうです。

このように、山登りにしても、車の運転にしても、船による航海にしても、飛行機による航空にしても、旅をするときには、必ずナビゲーションが必要です。

私たちの人生も、知らない道を旅するようなものです。

しかし、多くの人は、ナビも、地図とコンパスも持たないまま、人生という過酷な旅を続けています。

人生、山あり谷ありと言われます。

人生という長旅において、人生のナビゲーションは私にとっては聖書です。

聖書は、コンパスのように、天国に至る唯一で確かな道であるイエス・キリストを指し示しています。

父なる神のおられる天国に至る道、真理、命、それがイエス・キリストであると聖書は指し示しています。

皆さんが、今手にしている聖書を、人生のナビとして取り入れ、聖書の示す道、真理を自分の道として歩んでみてください。

あなたの人生の旅は、豊かなものとなり、活き活きと、命と喜びに満たされたものとなるでしょう。

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