2023/02/17 

高校部通信 第20号

まもなく学年末試験発表です

2023年も2か月目の中旬となりました。先週には、高校3年生が卒業の時を迎えました。

前日の送る会では、たくさんのプレゼントをもらい、終わってから高3教室で1つ1つの贈り物を感慨深げに眺めている姿が印象的でした。一人ひとりの進級の時も近づいています。

進級するためには、今受けている授業の必要な単位の修得が不可欠です。高等学校の単位認定は、成績と出席時間数の両方が必要なことはお知らせしてきたとおりです。

最後のひと踏ん張りの時です。しっかりと準備をして臨みましょう。

≪高校2年生 校外学習≫

高知市内の平和資料館草の家の講演やフィールドワークに出かけ、午後には自由民権記念館の見学も予定しています。長野での平和学習を予定していましたが、感染症問題で行くことがかないませんでした。

まもなく1年になろうとしているロシアのウクライナ侵攻、その前から起こっているミャンマーでの軍事政権のクーデターからの弾圧、そして先週のトルコ・シリア大地震。いずれも『いのち』そのものが脅かされる現実があります。

高知で生かされている一人ひとりとして、しっかりと学びに行きましょう。

保護者のみなさま

3学期も半分が過ぎました。学年末試験の時間割発表もまもなくあります。この学年をしっかりと締めくくるためにも、どうぞご家庭でのお支えをお願いいたします。

高校3年生の卒業礼拝には、本来であれば在校生も出席し、1年後、2年後の自分の姿を思い描く大切な時となるはずでしたが、感染症問題もあり、出席は適いませんでした。

前日の3月9日の朝の礼拝は、高校3年生が担当し、この6年間、3年間のチャペルを振り返りメッセージを担当し、またキャンドルサービスを行い、その後の3年生を送る会では、高1、高2のみなさんの心温まる動画や贈り物をたくさん受け取り、感謝の時間となりました。

それぞれが1学年ずつ上がることへの意識づけにもなったのではないかと思います。進級のための学年末試験に向けてもしっかりと準備できるように、最後までどうぞよろしくお願いいたします。

≪がんの訪問授業≫ 

幡多検診センター長の上岡教人先生と、幡多けんみん病院緩和ケア認定看護師の大家千晶さんにおいでいただき、『あなたと大切な人の命のために』と題して授業をしていただきました。

主ながんの種類から始まり、がんとはどのような病気なのか、早期発見の大切さ、予防法などについてお話をお聞きしてから、映像資料で、がん闘病者からのメッセージ、『象の背中』というアニメーションでの患者、遺された家族の想いを感じ取る時となりました。

2人に1人ががんにかかり、4人に1人ががんで亡くなる現在、これからを生きるみなさんからぜひお家の方々へも今日のお話をお伝えしてもらいたいと先生からの言葉がありました。ぜひ、お家に帰ってから、今日のがんの訪問授業についてのお話を周りに人にして、お互いに健康に気を付けることができるようにしてください。

~今日の質問をもう一度~

Q1.「がん細胞」は大人の体の中で1日何個くらいできているでしょう。

Q2.がんは早期発見すれば何%の人が治るでしょう。

Q3.なぜ心臓にがんはできないのでしょう。

人の体は約37兆個の細胞からできており、体の

細胞は日々分裂して、毎日5000個の細胞が新し

くなっています。その中で変異し、悪性化したもの

が「がん」です。

検診などにより早期発見ができれば、約90%の人が治るとされ、がんにかかった人のうち60%以上の人が治っているということです。心臓にがんができないのは、心臓は細胞分裂をしないからです。心臓の寿命=人の寿命とも…。

~がんのことで知っておきたいこと~

〇予防できるがんもある

〇早期に発見すれば治る可能性が高い

〇1つのがん細胞が1cm(がんの診断が可能な大きさ)になるには10~20年の月日がかかるが、2cmになるには1~2年しかかからない

〇心臓にはがんはできない

〇できたばかりのがん細胞は免疫細胞に

よってその場で退治される

〇日本人のがんの主な原因は「感染症」「たばこ」が多いが、「原因不明」が48.4%で最も多いので、「がんになったのは生活習慣が悪かったから」とは限らず、悪いのは患者さんではなく、がんという病気である

〇がんの治療には3大両方の「手術」「放射線治療」「薬物療法」以外にも「免疫療法」「補完代替療法」「緩和ケア」などがある

学校生活の様子

学校生活|中学校一覧へ

学校生活|高校一覧へ

学校生活一覧へ

礼拝の話一覧へ

中学・高校 学年の通信から一覧へ

クラブ活動一覧へ

▲ページトップへ